八重山毎日新聞社

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2017/12/17 9:41:30

候補者選び白紙に 上原氏の承諾得る

来年3月11日の石垣市長選に向け、野党側の候補者選考委員会(入嵩西整委員長)が候補者選考をやり直すことが16日、分かった。医師で石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の共同代表上原秀政氏(63)を選考していたが、上原氏が来年2月末まで夜間診療を継続することから、市長選で運動母体となる笑顔輝く八重山郡民の会(会長・次呂久成崇県議)から「これでは戦えない」と強い懸念が上がっていたため、入嵩西委員長と次呂久県議が同日、上原氏に「選考を白紙に戻したい」と伝え、了承を得た。近く選考委を開く予定だ。

選考委員は11月23日、上原氏を予定候補者に決定、今月8日に開かれた郡民の会で報告したが、出席者からは「市長選は短期決戦。2月末まで診療を続けると選挙態勢がつくれず、戦えなくなる」などと不安が相次いでいた。

次呂久県議が郡民の会の懸念事項を上原氏に伝えていたが、15日になっても状況に変化がなかったため、選考委は選考結果を白紙に戻す方針を固めた。

上原氏は取材に「私一人では戦えないので、白紙に戻すことを承諾した。自衛隊配備の阻止をやってくれる人がいれば任せたい」と語った。

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慣れない手つきで調理 減塩意識し「男の料理教室」

男のための料理教室」でヘルシーメニューを調理する参加者ら=15日午前、石垣市健康福祉センター2階調理室

「男のための料理教室」(石垣市健康福祉センター主催)が15日、同センターで開かれ、合同会社石垣島タクシーコールセンター(平良吉美代表社員)の社員や乗務員ら17人が参加し、減塩を意識したヘルシーメニューを調理した。

参加者らは、八重山保健所の用意した、食事バランスを自動計算する「食育SATシステム」を使用して食生活の乱れを実感した。

講師の同センター栄養士の根神文子氏が高カロリー、野菜不足、塩分過多にならないために「スーパーのおかずや外食メニューで、何を選ぶかが大切。そこにある食品をうまく組み合わせ、バランスの良い食事を取って」と呼び掛けた。

石垣市食生活改善推進員(愛称・ヘルスメイト)7人が参加者のサポートに回り、ハンダマご飯や豚肉のショウガ焼き、小松菜の更紗あえ、かき玉汁、牛乳わらびもちの5品を調理。レシピは1人当たり698`i、脂質18・2c、塩分2・6cと、不規則な食生活で栄養価が偏らないように計算されている。

参加者の中には、包丁を持った事のない男性もおり、慣れない手つきで調理に取り組んでいた。

完成した料理を食べた参加者からは「全然味が無い」「薄味で素材の味が楽しめる」などと相反する意見も。40代男性は「味が薄くて物足りないので、帰りにそばを食べに行く」と冗談交じりに話した。

平田稔さん(66)は「お肉が特においしい。家ではソースをかけているが、味がしっかりとついている」と満足した様子だった。

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雨風に負けず、たすき継ぐ 石垣島リレーマラソンフェス

最後はチーム全員でゴールし、喜びを分かち合う参加者ら=16日午後、石垣市中央運動公園陸上競技場

第3回石垣島リレーマラソンフェス2017(同実行委員会主催)が16日、石垣市中央運動公園陸上競技場で開催された。スクールの部に3チーム、一般の部に18チーム、ソロ(ハーフ)の部に12人が参加、競技場内外1周1`の特設コースを走り、マラソンの楽しさとゴールする感動を味わった。ソロ以外は42・195`のコースで、たすきをつなぎ、仲間との絆を強めた。

リレーマラソンは子どもから大人まで、1チーム10人以内でチームを構成。駅伝とは違い、周回や走る回数にとらわれず、友人や同僚、家族ら自由にマラソンを楽しめるのが特徴。県外からの参加者もおり、徐々に認知されつつある。

フェスは午後1時にスタート。途中、冷たい雨風に見舞われたが、走者はチームメートの温かい声援に後押しされた。石垣市民吹奏楽団などによる演奏や歌で会場を盛り上げた。

東京、大阪、山梨、石垣のメンバーで結成された「チームサスケ」の森元拓さん(48)=山梨県=は「1人で走るより、皆でたすきをつなぎ応援しながら走れて楽しい。一度走ると病みつきになる」とうれしそう。

大浜中学校1年4組「ダークホースW」の大底莉々亜さん(13)は「走ってみてきつかったが、このレースでクラスの団結力を感じた」と満足そうに話した。

結果は次の通り。

【一般の部】

▽優勝=リレーマラソンクラブ(2時間23分39秒)▽2位=チームステップアップ(2時間25分40秒)▽チーム川平(2時間42分46秒)

【スクールの部】

▽優勝=ダークホースW(2時間53分28秒)▽2位=SunSun3くみ(2時間58分20秒)▽3位=1年2組健未(たけみ)GO!(3時間29分49秒)

【ソロ(ハーフ)の部】

▽優勝=河内清純(2時間8分17秒)▽2位=中谷照雄(2時間45分10秒)▽3位=糸木優子(3時間3分3秒)

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田舎ではお知らせや行事音楽を公民館の…

田舎ではお知らせや行事音楽を公民館の屋上拡声器で放送することが多い。遠くは聞こえず近隣住民は大音量に耐えている。短時間の放送であっても早朝などは迷惑と訴える住民も▼昔は親子ラジオが広報を担っていた。親子ラジオとは大きな出力を持つ親ラジオ局と家庭に貸与した小型の音響箱を有線で結んだ月ぎめラジオ放送のこと▼登野城に文化放送社、新川(後に新栄町へ移転)に中央放送社があった。昭和40年頃までは、大浜や宮良にもあった。高く長く張ったアンテナで沖縄本島の放送局の電波を中継受信し流していた▼お知らせはラジオ番組を中断して行っていた。夜は村のうた自慢の民謡、歌謡の録音を流した。教育勅語や軍人勅諭を唱える人も。親子ラジオはその後、家庭にトランジスタラジオなどが普及して役目を終えた▼そこから地域内のお知らせは大音量の公民館の拡声器から放送されるようになったが、近隣所帯は我慢の歴史の始まりでもあった。近年は飛行機の飛来音に防災無線の拡声器も加わり公共大音量は増える一方▼筆者の住む宮良地域では屋外放送機器が雷被害で壊れたのを機に地域内お知らせは、掲示板や防災無線を利用していて、音楽を伴う放送をやめている。新公民館は学校も近く屋外放送をどうするのか思案中。(仲間清隆)

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少ない”英雄賛歌”

▽…八重山芸能を考える第4回講座で、講師の大田静男氏は「八重山にはなぜナータフーズやオヤケアカハチを題材とした歌がないのか。非常に残念」と惜しんだ。確かにそうだ。アカハチの生きざまが再評価されるまで、先祖の胸にしまわれたアカハチ賛歌もあっただろう。長田大主をたたえた歌も少ないというのも意外。アカハチや長田大主自身が歌をつくったかもしれない。想像は膨らむ。

▽…石垣島リレーマラソンフェス2017では、参加者がたすきをつなぎ、仲間との絆を強めた。大浜中学校からは1年生、呼び掛けで1年2〜4組の生徒が男女混合チームで、団結力を高めようと参加した。アンカーが競技場内に入ると、参加者全員でトラックを回り、ゴールテープを切る姿が印象的。クラスの成長のつながるはず。

▽…第8回石垣島やきもの祭りで初出展している陶芸教室「つね吉」工房の前原常男代表(67)は、病気のため57歳で仕事を退職して陶芸教室に通い始め、60歳の時に個展を開催。同祭りの出展業者の多くが本土出身者であることに「島の人が出ないといけない」と参加を決意したという。「若返り、健康の秘訣(ひけつ)にもなっている。少しずつでも毎日やればうまくなる。興味を持ってほしい」と呼び掛けた。

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怒号飛び交い大混乱 石垣市議会一般質問

12月定例石垣市議会(知念辰憲議長)は15日、中山義隆市長の2015年度住民税(市・県民税)の課税・納税をめぐる崎枝純夫氏の一般質問で、「支払っていない」「適正に課税、納税されている」と激しい応酬が繰り広げられ、与野党双方からやじや怒号が飛び交うなど混乱に陥った。中傷するかのような発言もあり、双方が撤回と謝罪を求める異例の事態に。知念議長は「発言者と調整して整理する」とした。

崎枝氏は、情報公開制度で明らかになった中山市長の市県民税所得証明書を提示、「株式譲渡上場」覧の黒塗りの部分について「桁数にすれば億単位」と指摘、「株の損失を給与から控除するため控除制度に基づいて申請、所得割の還付を受けてゼロにした。だから均等割の5000円しか払っていない」と主張した。

知念永一郎総務部長は「何度も答弁するが、適正に課税、納税されている」と否定。中山市長は「株式所得でマイナスがあったから減免されたと勘違いしている。給与から納付されている。崎枝議員は印象操作をしようとしている」と反論した。

中山市長は発言の撤回と謝罪を求めたが、崎枝氏が「撤回しない。謝罪もしない」と突っぱねたため、知念議長に要求した。

一方、「払っていない」と主張し続ける崎枝氏に、中山市長は「(職務強要事件で)逮捕された3人と同じ社団法人の理事をしている崎枝純夫議員」との前置きを2度繰り返したほか、「来年の市長選の最終選考に残った議員。税の説明をしても分からない」と述べ、選考委員を務めている野党議員の名前も挙げてやゆするような発言も。

一般質問終了後、野党の宮良操氏は「質問とは関連のないわれわれを侮辱するもので、市長の姿勢としてあるまじき行為。議員の名誉を傷つけるものだ。削除を求める」と語気を荒らげた。

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浮桟橋、波照間漁港に新設 竹富町議会一般質問

ことし10月に石垣ー波照間間に就航した笈タ栄観光の「ぱいじま2」。5年後をめどに波照間漁港に浮桟橋を新設する考えを明らかにした=9月23日午後、石垣港

ことし10月の就航後、乗降時の利便性向上を求める声が上がっていた石垣ー波照間航路の大型高速船「ぱいじま2」をめぐり、竹富町は5年後をめどに波照間漁港に浮桟橋を新設する考えを明らかにした。設置箇所は今後、県や地元住民、同船を運航する笈タ栄観光と協議を重ね、来年度中に調査・設計に着手する。15日午前の12月定例竹富町議会(新博文議長)一般質問最終日に、東迎一博氏が船舶航路の整備をただし、小M啓由産業振興課長と通事太一郎政策推進課長が答えた。

高速船として県内最大級の同船は、全長39・5b、総d数284d、旅客定員は210人。これまで運航していた小型高速船と比べて定員数が2倍となるなど、その大きさから現浮桟橋を利用できず、直接同漁港の岸壁に接岸する状況が続いている。

小M産業振興課長は「県に(大型高速船用の)浮桟橋設置を要望し、前向きな調整をしている」とし、最短整備で5年を要すると説明。来年度に現地調査と基本設計、2019年度に水産庁など関係機関と調整、20年度に実施設計、21年度に着工する見通し。

新たな浮桟橋整備までの緊急対応策として、産業振興課は現在、同船が着岸する岸壁の路面舗装を県が担当し、舗装後に町が雨よけ・日よけ用の簡易テントを設置する考えだ。

一部では就航率の低下が指摘されている同船に関して、通事政策推進課長は「ぱいじま2は1、3便で運航。12月の1便就航率86%に対して、3便は高い欠航率。冬季は暗くなる時間帯が早まり、運航しづらいと聞いている」と報告、就航時刻の変更も含めた申し入れを行う。

また、西表島大原への役場移転を前に20年度の供用開始を目指す石垣支所の工事費用は、概算で18億円余を見込んでいることが明らかとなった。

通事政策推進課長は「現段階ではリース方式が最適と考えている」と答弁し、メリットを▽工事終了後から費用発生▽ランニングコストを一定額に抑えられるーと述べた。

本年度末に完了する財政シミュレーションがまとまり次第、新竹富町役場に関する基本方針を策定。順次、住民説明会を開く考えも示した。

 

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12議案を可決竹富町議会最終本会議

12月定例竹富町議会(新博文議長)は15日、最終本会議を開き、既定予算から3億1610万円を減額し、総額73億1341万円とする2017年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。

このほか、町東部第1区海底送水管更新工事(新城島ー黒島、黒島陸上送水管)、鳩間小中学校校舎改築工事(建築・設備)など11議案を承認した。

本年度一般会計補正予算案では、大久研一氏が「議案審議では見積もりの甘さなど指摘が相次いだが、住民生活に密着していることからも、速やかに執行されることを強く要望する」と賛成討論を行った。

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教育長、副町長案を否決 与那国町議会最終本会議

最終本会議で外間町長が提出した教育長同意の採決で挙手する与党議員(左)、賛成少数で否決となった=15日午前、町議会

【与那国】外間守吉町長は15日、12月定例町議会(田里千代基議長)の最終本会議に、6月から不在が続いている教育長と新たな要職となる副町長の人事案件を提出した。教育長には9月定例会に続いて新里和男氏(72)、初めて上程した副町長に金城信浩氏(74)を提案したが、賛成少数で否決された。野党は、いずれかのポストに野党側が推す人物を登用するよう外間町長に水面下で求めたいたが、互いに譲らず折り合いはつかなかった。

人事案提出前の一般質問で與那覇英作氏は、外間町長と全議員による協議で教育長と副町長を決めるよう要求したが、外間町長は「私と(考えが)相いれる方じゃないと難しい。町長選挙中に私の文句を言って誹謗(ひぼう)中傷した議員からの要望は紳士的ではない」と拒否した。

これに與那覇氏は「自分さえ良ければいいという考えにしか感じられない。答弁にがっかりした」として質問を打ち切った。

本会議終了後、與那覇氏は「町長選時の幹部で要職を固めることは容認できない」と反発を強め、外間町長も「(結果に)残念。人選は変わらないので来年3月議会にも再度、上程する」と強気の姿勢を崩さなかった。

 

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「私物化すべきでない」トップ不在で教育行政混迷

町民、町長と議員の対立批判

【与那国】教育長不在で教育行政が混迷を深めており、町民には「町長と議員は教育を前に進めるべきだ。私物化すべきではない」と批判の声が高まっている。

6月16日に崎原用能前教育長が退任して以降、町は職務代理者に前教育委員長の尾辻美佐恵氏を非常勤で据えているが、常勤のトップ不在で事業の調整や決裁手続きなどに支障が出ている。

11月下旬には、町学校校長教頭会と全公民館が外間町長に教育長の早期登用を求める要請を行っているが、まだ先は見えていない。

庁内からは「互いに折り合えないので来年の町議選挙までこの状態は続く。島内外からこの問題に関する問い合わせは多く、教育委員会は疲弊している」との声が漏れる。

教育行政に関心を持つ50代女性は「教育長は教育行政の象徴。政治が教育に介入しているように見える。このままでは与那国の教育は衰退する」と危機感をあらわにした。

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市特産品、19日に初輸出

国際航空貨物の初輸出における記者会見後、市の海外プロモーション戦略ロゴも発表された=15日午後、市役所庁議室

ことし4月1日に国際貨物の輸出入を直接できる「税関空港」に指定された南ぬ島石垣空港で、19日に香港市場に向け石垣市の特産品など約563`を初輸出する。15日午後、中山義隆市長らが会見で明らかにした。来年3月27日まで毎週火曜日に計15回、香港エクスプレス機で輸出を予定している。運賃は1`あたり200円(通関手数料は別途)で、市の税関空港プロモーション事業を活用し、1`当たり30円を補助する。市は、税関空港の活性化にかかる方策を検証し、将来的に那覇経由と比べ、輸出コスト削減、輸出時間の短縮につなげる考えだ。

企画する市商工振興課では、今月12日に香港社の機材A320を使いテスト輸出。同機で1回あたり最低200`の貨物スペース(ソフトブロック)を確保。

19日は、市特産品販売センターが混載した菓子・青果加工品・肉加工品・酒類など25商品を、香港フードフェスティバルに合わせ初輸出する。

一方で、新空港は税関空港に必要な、外国貨物に対して税関の徴収を一時的に留保し、貨物を置くことのできる場所「保税地域」が未整備のため、暫定的に新空港貨物代理店棟内に仮施設され、市から蔵置管理業務を委託された、沖縄日通エアカーゴ鰍ェ運営を行う。

輸出期間終了後の来年4月以降は、貨物需要や保税上屋などの状況により継続を検討する。

中山義隆市長は「保税地域整備の課題などがあるが、流通や販路の開拓において、大きな一歩を踏み出す事ができる」と初輸出を手始めに、アジアゲートウェイとして島の未来に期待を寄せた。

 

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市海外戦略ロゴ発表ジャッキーさん夫妻制作

海外での物産展をはじめ観光誘客を行うイベントや展示の際に石垣島をアピールする「石垣市海外プロモーション戦略ロゴ」の発表が、国際航空貨物初輸出の会見に併せて行われた。

ロゴは市章の「丸」と島の自然を象徴する「マンタ」、美しい「デイゴの花」を組み合わせたデザイン。

野底在住でクリエイティブディレクターのコウジャッキーさん(39)と、妻・コウ和佳奈さん(36)が制作。ジャッキーさんは「ロゴといろいろな物がコラボレートできれば」とPRした。

市は、ブランディングを推進するための効果や、付加価値、島の魅力を伝えるデザインとして期待している。

中山義隆市長は「海とデイゴが自然の豊かさを強調している」と感想を述べた。

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波高し石垣支所優先

▽…竹富町議会12月定例会は約3億円を減額した本年度一般会計補正予算案など12議案を全会一致で可決、閉会した。石垣支所優先の役場移転計画をめぐり一般質問では連日、野党から疑問符が投げかけられた。就任後、穏やかさに定評のある西大舛旬町長も語気を強め、にらみつける瞬間も。来年度には公表される基本方針。今なお、重要争点の扱いを脱しない計画に船員一丸のかじ取りはほど遠い。

▽…八重山農林高校ライフスキル科の生徒たちが9月末から栽培し、9、10日の農業祭の花文字として設置したマリーゴールドとヒポエステスの苗が石垣市と竹富町の9中学校に配布された。同科2年の坪田琉花さんは「幼いころによく見ていたマリーゴールドを高校生になって育てる立場になれたのは何だかうれしい」と笑顔。受け取っていく人たちの顔も花同様に“満開”に。花は、人を幸せにする。

▽…命草利活用講習会がことしもスタートし、全8回の講座を予定している。島内に自生・栽培されている身近なハーブや薬草を加工して、商品化を目指す。石垣島の北部地区活性化を狙った事業。受講者の一人は、命草と健康をテーマにした北部地区の特産品開発を実現させ、「地域活性化の起爆剤にしたい」と期待。

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先日、某所との忘年会で年配者に泡盛をつぎ、水を入れようとすると…

先日、某所との忘年会で年配者に泡盛をつぎ、水を入れようとすると、「混ぜないで」と言われた。聞くと、混ざり具合が均一になるからだという。えっ、そのほうがいいのでは。違うという。泡盛が濃いところ、薄いところがまばらにあるほうがうまいというのだ▼これを聞き、ゴーヤチャンプルもそうだと納得がいった。ゴーヤを切るとき、何を使うか。包丁か、それともスライサーか。スライサーだと、薄く早く切ることができる。当たり前だが、厚さは均一になる。これを炒めると、火の通り具合も均一。でも、これだとゴーヤに変化がなく、単調な味が続くからイヤだ▼スライサーに比べて包丁はどうか。プロだと厚さを均一にそろえることができるだろうが、素人だとそうはいかない。バラバラ。薄いのもあれば、厚いのもある▼でも、これがいい。炒めると、薄いのはほのかに甘く、厚いのは苦く感じる。味に凹凸ができ、絶妙な調和を醸し出す。違いがあるからこそ味わいが出る。深みが増す。それぞれの長所を感じることができるのだ▼泡盛やゴーヤチャンプルに限ったことではなく、これは人間社会にも言えるのではないか。それぞれに個性、違いがあるからこそ、全体としてうまく機能する。要はどう生かし、どう調和を図るかだ。(比嘉盛友)

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市長室の隠しカメラ設置は必要か

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判断基準はあるか

石垣市議会の12月定例会が開会した4日、市民を驚かせたのは、伊原間牧場でのゴルフ場計画をめぐり、市有地の貸し付けを求めて中山市長を脅迫したとして職務強要罪で逮捕され、保釈された今村重治議員が出席したことだ。市長や一部与党議員が対応の協議に時間を要し、開会は大幅に遅れた。

市議2人の逮捕の決め手となったのは、市長室の隠しカメラや録画録音による証拠と言われている。

市長室は、言うまでもなく市長の執務室であり、来客応対の部屋でもある。その市長室に隠しカメラや録画録音機が時と場合によっては設置されるということが、長浜信夫議員の質問で明らかになった。

大得英信企画部長の答弁によると、隠しカメラの設置は不当要求防止対策として安心安全、秩序維持など犯罪防止のためだという。大得部長は「不当な要求には屈しない」と強調、中山市長は「市民一人一人を録画しているわけではない。何度も行われる行為に対応し警察にも相談して行った」と述べた。

今村議員らから不当要求を何度も受けたとして隠しカメラを設置したことになる。今回は「警察にも相談して」設置したようだが、不当要求の基準や脅迫の判断は難しく、恣意(しい)的になってしまう恐れもある。

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市民に不安と疑問

中山市長は、市長室での録音録画を批判した長浜市議に「これを、非難するのであれば、結論は出ていないが犯罪者を擁護し、被害者である私を非難するもの。とんでもない行為だ」と反論。加害者、犯罪者と断定するかのような発言だが、今村議員は起訴内容を全面的に否認している。罪が確定していないからこそ、与党も辞職勧告決議は出せないと判断したのである。

今後は、司法の判断を待つことになるが、仮に今村議員らが罪に問われなかった場合、隠しカメラで撮影・録画した行為は市民にどう映るのだろうか。大得企画部長は市長室の透明性についても言及したが、市民から不安や疑問の声が上がるのは至極当然だ。

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プライバシーの侵害と圧力

石垣市では今後、反自衛隊運動やリゾート施設・ゴルフ場の反開発運動が盛り上がりをみせるだろう。運動を展開する人たちの要請や陳情に隠しカメラが使われる疑いはぬぐいきれない。カメラで撮影された画像・音声が反対市民への妨害や圧力に利用されるのではないかと危惧する。

教科書問題の際、反対署名をした市民に対し、賛成派市議が圧力を加えたことを想起させる。問題は曖昧にされて終息したが、圧力を受けた市民は心に深い傷を負った。

これは、憲法で保障された思想信条の自由や請願権を否定する行為であり、個人情報を侵害するもので到底許されるべきものではない。議員辞職にも値する行為でもあったはずだ。

石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会議の自衛隊反対署名に対する精査の中止を求める申し入れに中山市長は「申し入れ記載の通り尊重し、署名者が萎縮や不当に差別されることはない」「精査することが、個人情報やプライバシーの侵害、署名行動を萎縮させることにはつながらない」と述べている。当然のことだ。

しかし、過去には不当な差別、妨害、圧力、萎縮につながった事例があったことを忘れてはならない。恣意的に運用・利用されれば、恐怖社会の再来で民主主義は死んだに等しくなる。

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中国駐日大使ら招聘へ 石垣市議会一般質問

12月定例石垣市議会(知念辰憲議長)は14日、宮良操、砥板芳行、大石行英、我喜屋隆次の4氏が一般質問を行った。大石氏が、来年12月10日の世界平和の鐘設置30周年事業に中国の駐日大使らを招聘(しょうへい)するよう強く訴え、中山義隆市長は「中国は前回(設置時の式典に)、参加していないので、今回は参加のお願いに行きたい」と応じた。

大石氏は「自衛隊配備問題で分断と対立の溝が深まっている。市長の政治課題はこの不幸に終止符を打つことだ。立ち向かう勇気はあるか」と述べ、来年の世界平和の鐘設置30周年と日中友好平和条約締結40周年など平和交流の取り組みをただした。

前底部長は「新年度で専門部署の設置を調整しており、新年度で取り組んでいく話をしている。国際交流員を配置し、平和交流・異文化交流に取り組みたい」と答弁した。

旧大浜町浄水場跡の文化財指定を求めた市文化財審議会の建議書が教育委員会定例会で不採択となった件で、宮良氏は不採択に至る市教委の対応を疑問視、「アクセス道路工事を優先した結論ありきの対応。文化財行政の汚点を残す」と危機感をあらわにした。

石垣安志教育長は「建議書を尊重して慎重に調査してきたが、議員の指摘を真摯(しんし)に受け止め対応していきたい」と答弁した。市教委によると、審議会が1972年に発足して以降、建議書が不採択となるのは初のケース。

南ぬ浜町で来年春に暫定供用されるクルーズ船用岸壁への対応で課題となっている交通手段について、安里行雄建設部長は、市街地までの交通手段の一つとして有料のシャトルバスの運行を検討していることを明らかにした。砥板氏への答弁。

答弁によると、国直轄の岸壁整備に伴い、市は雨よけ用の屋根付き歩道やエプロンルーフの設置、旅客ターミナルビルの整備などを計画。屋根付け歩道は本年度で設計を行い、次年度で整備する予定。ターミナルビルについて安里部長は「早期に整備できるよう民間活用など建設に向けて取り組む」と述べるにとどめた。

砥板氏は、2本目の橋りょう整備を急ぐよう求め、安里部長は「国直轄事業として早期に事業化できるよう国、県に要請するなど取り組みたい」と答弁した。

我喜屋氏の質問では、し尿処理場が11月24日から搬入を1日7台に制限していることが分かり、中山市長は「数年前に同じことがあった。市民に負担をかけ、おわびしたい。早急に対応させる」と述べた。

答弁によると、長雨など天候の影響で天日乾燥床に汚泥を投入できず処理が追いつかない状況になっている。ビニールシートで覆うなどの対策をとるという。

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ガイド届け出制を検討 竹富町議会一般質問

竹富町は約半年後に迫った西表島の世界自然遺産登録に向けて、町内の観光ガイド事業者らに届け出を義務付ける「竹富町観光案内人条例(仮称)」の制定作業を進めている。政策推進課によると、西表島内の観光関連業者数は86業者。あくまで簡易調査に基づく数字として、条例制定での実態把握とともに自然環境の適正利用につなげたい考えだ。来年3月の制定を目指す。14日の12月定例竹富町議会(新博文議長)一般質問で三盛克美氏の質問に答え、通事太一郎政策推進課長が明らかにした。

三盛氏は「島内からはもっと厳しい許認可制度を求める声もある」と追及。

通事政策推進課長は「いわゆる許認可制度は、まだ先の段階だと思う」と今後の可能性を示しながらも、「まずは本町として事業者数を把握できる仕組みづくり。そして、事業者らの登録や認証を見越した上で、この届け出制度を検討している」と述べた。

また、県との共同事務局事業として、西表島の適正利用とエコツーリズム推進体制構築事業を3年計画で実施。島の各フィールドの利用ルールの設定、行政・事業所を含む組織体制の構築、エコツーリズム推進法を適応した利用コントロール制定などに取り組む。

観光行政をめぐり、三盛氏は自然災害発生時の避難施設の整備状況も質問。

同町内でも海抜の低さが懸念される竹富島と黒島、由布島を挙げ、町が策定した地域防災計画の中で避難場所が対岸の美原地区となっている由布島について「一日1000人近い観光客が訪れる。その全員が水牛車に乗れるのか」「水牛車が何分かかるか分かりますか」と皮肉った。

同計画では由布島から美原までの移動手段など明確な避難計画も定まっておらず、防災危機管理課の東金嶺肇課長は「具体的な対応ができてないのが現実」と答弁した。

東金嶺防災危機管理課長は避難タワー建設などを含めてコンサルと相談協議中とし、西大舛旬町長が「危機管理については20年前から訴えている。各地域ごとに避難場所を整備し、食料備蓄なども含めて早速取り組んでいきたい」と応じた。

14日は、三盛克美、渡久山康秀、上盛政秀、仲里俊一の4氏が登壇した。

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水道基本料金を無料化 与那国町議会一般質問

【与那国】12月定例与那国町議会(田里千代基議長)は14日、与那原繁、大宜見浩利、崎元俊男、前西原武三の4氏が一般質問を行った。町は水道基本料金の無料化を来年4月1日から2年間実施する方針を明らかにした。一括交付金を活用し、全島を網羅した無料無線LAN  WiーFiを新年度に整備する計画も示した。

水道基本料金の無料化は、家庭用の660件が対象で、1件の月額は約820円。町は年間約1200万円の財源を確保する。無料化は、8月の町長選挙で外間町長が公約に掲げていた。前西原氏の質問。

チャーター便などの運航増加で右肩上がりに伸びている観光客の利便性向上に向け、与那原氏が無料WiーFiとスマートフォンや携帯電話など充電設備の整備を求めた。

当局側は、地域活性化やまちづくりの推進を目的に情報通信技術(ICT)利活用連携協定を結んでいるNTTドコモと協議しながら、全島WiーFi整備を来年度の早い時期に整備する、とした。

教育長人事について質問した崎元氏は、教育長が半年間も不在となっている教育行政の停滞を懸念。外間町長を含めた全町議で、教育分野出身者の登用などの人事案を話し合いで決めるよう促した。

これに外間町長は「私が適性を判断しているので皆さんがどう理解するか」と答弁。崎元氏は「残念な答弁。前教育長は適性がなかった。教育分野出身者を考えてほしい」と苦言を呈した。

一方、この日の本会議で当局側は、バナメイエビ養殖施設整備事業の調査委託費を削除した2017年度一般会計補正予算を再提案、原案通り可決された。1億566万円を追加して総額33億6851万円とするもの。20頭分の優良繁殖雌牛導入事業補助金、町漁協の冷凍冷蔵施設の改修費、フジドリームエアラインズの地上支援機材補助金などが盛り込まれている。

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アート展が生む 芸術祭石垣島展

登壇して話す(左から)岡田智博氏、青木省悟氏、藤岡定氏、椿昇氏=13日夜、石垣市民会館大ホール棟2階特設会場=13日夜、石垣市民会館大ホール棟2階特設会場

文化庁メディア芸術祭石垣島展(同庁主催、石垣市共催)の一環で、ラウンドトーク「島からアートをつくる」が12日夜、石垣市民会館大ホール棟2階の特設会場で開かれ、有識者4人が、アートによって創出される石垣島の価値や可能性について語り合った。

トークでは、同展製作ディレクターの岡田智博氏の進行で、現代美術家で京都造形芸術大学教授の椿昇氏、annolab代表の藤岡定氏、石垣市地域おこし協力隊の青木省悟氏がそれぞれの実践について紹介した。

同展で、伊原間会場の制作を担当した青木氏は、古民家の脇にある納屋を使い、公民館や学校など地域の協力を得ながら展示空間を創り出し、テレビなどが取り上げたことで、同時に地域内にも移住者や住民の間でこれまでなかった交流が生まれた、と報告。「最初はこんなものを見に来る人がいるのかと言われたが、実際に観光客が来て、こうしたことがあるんだと思ってくれた。雨の日や冬場の楽しみ方の一つとしてやっていけたら」と話した。

福岡をデザインで盛り上げている藤岡氏は「東京からイベントを持って来るのではなく、イベントをすることが石垣島の特長を形成し、島を変容させていけばおもしろい」と可能性を語った。

香川県の小豆島で瀬戸内国際芸術祭を成功させている椿氏は、「地域によって事情は違う」と前置きした上で、「地方のアート展は観光振興という考え方は捨て、次世代の人材育成だと腹をくくった方がいい」と指摘。「島にはたくさんの人を引きつける妖しい魅力がある。いっぱいある生かせる地域資源をどうにか残し、グローバル社会においてどう生き残るか」と課題を提示した。

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反省生かして次回も実施を

▽…文化庁メディア芸術祭石垣島展のイベントとして、有識者によるトークが行われた。冒頭で制作ディレクターの岡田智弘氏は「台風の時期は避けたが、雨が降りやすい季節だということをうっかり忘れていた」と、29日の野外映画上映の失敗を反省。登壇者からは、伊原間会場での展示が、雨の日や冬場の過ごし方に有効との報告も。今後に成果や課題。

▽…八重農PTA初の取り組み「KSYK(校長と卒業後の夢を語る)ランチプログラム」。来年1月まで3年生93人が山城聡校長と昼食をともにする。ことし4月に同校に赴任した山城校長。いつも笑顔で生徒たちからも「面白くて、ノリもいい。何でも話せる」と大人気。校長はPTAからの提案に「一人一人と、じっくり話せるいい機会」と快諾したものの、来年1月まで続くボリューム満点のランチに「太る」と腹を気にする。

▽…元小学校長の根本宏佑さん(94)が登野城379の自宅で、生きがいである自作の書を40点ほど展示している。「書は人なり」をモットーに、我流で字を磨き続けてきた。書だけではなく、テニスや三線、ゴーヤ作りなど、趣味を楽しんでいる根本さん。「趣味、理想を失うとき、初めて人は老いる」という書はまさに神髄だろう。展示は17日まで。老いも若きも足を運ばれたし。

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これが公明党の役割であり存在意義というものだろう。…

これが公明党の役割であり存在意義というものだろう。先月28日の県議会で久し振りに全会一致可決した米海兵隊員の飲酒運転死亡事故に対する抗議決議と意見書のことだ▼米軍犯罪の根源である「米海兵隊の撤退」の文言をめぐり、今回も与野党がばらばらに可決の見通しとなったが、中立の公明が「国外、県外に早期移転」を提案。一転して全会一致可決となったのだ▼そこには度重なる事件事故で県民の命が奪われる現状に、今回は野党の自民も県民の総意を示す必要があると全会一致を目指した機運の中で、中立会派の公明の役割は大きかった▼自公連立の国会では安保法制、共謀罪などで安倍政権のブレーキ役になり得ず、政権埋没が今回の衆院選で六つの議席減の一因と言われるほど落胆させてきた。しかし沖縄では党本部に反して県本が辺野古新基地建設反対を貫き、沖縄色を発揮している▼石垣も同じ自公連立だが、自衛隊配備では3カ月後の市長選を控え、「平和の党」としてしっかり中山市政のブレーキ役を果たしている▼市長は公明党の離反を恐れて受け入れの最終判断を選挙後にずらす考えともいわれるが、要は判断時期の問題でなく、自衛隊を受け入れるか否かだ。公明は“コバンザメ政党”などと揶揄嘲弄されないよう矜持を貫けるか。(上地義男)

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陸自反対署名 選挙人名簿と3分の1一致せず

石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が18歳以上の市民を対象に集め、中山義隆市長に提出した陸自配備反対署名1万4022筆について石垣市は13日、現段階での精査状況を公表した。重複署名を除く1万2847筆のうち2000筆余りを選挙人名簿と照合した結果、約3分の1が同名簿と一致していないとし、約3分の2が同名簿と一致する場合の推測数を8500〜8600筆程度とした。井上美智子氏、友寄永三氏の一般質問で明らかにした。

2000筆余りのチェックで同名簿と一致しなかった署名について、知念永一郎総務部長は「市外住民、18歳未満、住所氏名などの誤りなどが考えられる」と述べた。今後も作業を進め、一致する筆数を確定、公表する予定だが、一致しない筆数の内訳の公表も求められそうだ。

井上氏は「市民の署名を何と思っているのか、市民の思いを精査するなど、とんでもない。何回も書いたのも市民の思い。市民の思いを受けとめ、市長は手続き開始了承を撤回して中止を求めるべきだ。市民の意思表示は署名しかない。数字うんぬんを言うなら、住民投票で市民の意思を問うべきだ」と主張。与党から「1万4000人の署名はまっ赤なウソ」などやじが飛んだ。

友寄氏は「非常に雑な署名活動であったかなと思わざるを得ない。6回も同じ人の名前があり、連絡会はあまりチェックには力を入れていないように見える。当局はしっかり精査して市民に対して正確な数字を知らせるのは役目だ」と訴えた。

中山市長は井上氏への答弁で「数の大小をうんぬんするつもりはないが、自衛隊駐屯地配備に市民が反対しているので、正確性を期すために選挙人名簿に照らし合わせる作業をしている。最終的に署名数と精査数を市民に正確に伝える必要がある」と述べた。

市の署名精査をめぐっては、連絡会が「誰が署名したかを確認する行為であり、個人情報・プライバシーの侵害だ。数を把握したいのなら重複チェックだけでいい」などと中止を求めているが、知念部長は友寄氏への答弁で「本市にとって重要な案件なので、署名者に有権者がどれくらいいるか、市民の意見として把握することは重要。個人情報やプライバシーの侵害、署名行動の萎縮にはつながらないと思う」と述べた。

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新校舎外壁にひび割れ 小浜小中学校

6月に供用開始した小浜小中学校新校舎の外壁一部に早くもひび割れが生じていることが13日、分かった。同日始まった12月定例竹富町議会(新博文議長)一般質問で大久研一氏の質問に答え、町教育委員会の田代仁総務課長が明らかにした。町教委総務課によると、ひび割れ箇所は同校舎1階南側の窓枠付近など12カ所におよび、大きさは約1〜20a。管理業者らと現場を2度確認済みで、施工方法は適正だったとして「残る可能性は素材品質だが、詳しくは調査中」と答弁した。

大久氏は約半年足らずでひび割れが発生した原因究明を求め、乾燥しやすい冬期はひび割れがさらに拡大する可能性を指摘。「学校施設で多く不具合が出る。子どもたちが安心安全で教育を受けられるよう早急な対応に務めてほしい」と要望した。

田代総務課長は「乾燥で収縮などが生まれる可能性がある」と、大久氏の指摘を認めた上で、「早急な修繕を行う予定で、今回は契約の中に2年間の補償が含まれおり、管理業者と(修繕時期などについて)話を進めている」と応じた。

また、同校で5月30日に発生した集団食中毒の対策として、文科省から▽給食に使用する食品や原材料の確認、下処理を行う検収室の設置▽スポットクーラーでの空調管理は不適当ーなど指摘を受けたとし、現場と協議しながら町内全調理場にクーラー設置を検討する考えを示した。

2018(平成30)年に新たにスタートする鳩間島留学制度は正式の申し込みはゼロだが、新4年生から新中学3年生までの男子児童生徒7人の問い合わせがあることを報告。うち、3組は島を見学しており、前三盛敦教委教育課長は「正式な申し込みを待っている状況」と答えた。いずれも大久氏が質問した。

波照間純一氏は波照間空港の再開のめどをただし、通事太一郎政策推進課長が「第一航空から那覇ー粟国間の再開後に認可が下りる見込みと聞いている」と進捗(しんちょく)がないことを伝えた。

13日は、大久氏、波照間氏、山盛力氏、那根操氏の4氏が登壇した。

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