八重山毎日新聞社

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2017/08/21 9:46:52

底地海水浴場 指定管理取り消し 業務内容で行き違い

指定管理者の指定が取り消された底地海水浴場。現在は民間業者に管理が委託されている=16日午後

石垣市が、底地海水浴場の指定管理者の指定を取り消していたことが20日までに分かった。管理業務の内容をめぐり行き違いがあったことから管理者側が辞退届を提出、市がこれを承認した。2005年度に導入した指定管理者制度で、管理期間の途中で指定を取り消すのは今回が初めて。今後、指定管理のあり方をめぐる議論が求められそうだ。市は緊急措置として、一部管理業務を民間業者に委託して対応している。

施設管理課によると、底地海水浴場については2015年4月1日に管理団体と協定を締結。指定管理期間は18年3月31日まで。

年間の管理委託料は403万円で、毎年、契約を締結することになっているが、管理内容をめぐって双方の認識に違いがあったため合意に至らず、管理団体が7月19日付で「市が求める管理は困難」などとして辞退届を提出。市指定管理者選定委員会(委員長・漢那政弘副市長、12人)が同月25日に承認した。

市はこれを受け、海水浴場の監視、シャワー・トイレの清掃、消耗品の補給などを民間業者に490万円で委託。指定管理の委託料を上回っていることについて施設管理課は「(収益を得る)自主事業がないため」と説明している。

市は今後、来年4月から新たな指定管理者による管理運営に向け、選定手続きを進め、12月議会に議案を上程する予定だ。

今回、契約の合意に至らなかったことを受け、施設管理課は今後行う募集で、施設の実態に即した管理業務を委託するため、範囲や人員など、指定管理の内容をより明確にする考え。

漢那副市長は「企画立案される管理内容と見通しをしっかり調査し、確認しながら選定していきたい。さらに1年ごとの内部・外部評価を受け、改善につなげていきたい」と話している。

一方、辞退届を出した管理団体は「最初に結ぶ基本契約があいまいで、後から具体的なことを求められても予算上対応できないこともある。今回の件に限らず、施設の管理のあり方をどうするべきか議論が必要ではないか」と提起している。

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八島・浜崎が初代王者 登野城との接戦制す

第1回字別囲碁大会で初代優勝に輝いた八島・浜崎のメンバー=20日夕、石垣市老人福祉センター

郡内字別による囲碁決定戦、第1回字別囲碁大会(八重山毎日新聞社主催、石庭囲碁クラブ主管、公益財団法人日本棋院後援)が20日、石垣市老人福祉センターで行われ、初代優勝に八島・浜崎が輝いた。準優勝は登野城、3位は小浜。

大会には石垣市から白保、石垣、登野城、宮良、新川、八島・浜崎、平真、大浜。竹富町から黒島、小浜の計10字50人が出場。1チーム5人の団体戦で争われ、2ブロックの予選リーグを勝ち抜いた上位2チームが決勝と3位決定戦を行った。

決勝戦は、ともに予選リーグを4戦全勝で勝ち上がった八島・浜崎と登野城が対局。互いに有段者をそろえる争いは終盤まで2−2の接戦となり、勝敗の行方は副将戦に。八島・浜崎の玉城勉六段(68)が終始、局面を優位に進め、優勝を手にした。

玉城勉さんは「勝因は全員が勝利を欲張らず、ミスをせず、楽しく打つことを全員が心掛けたこと。来年は連覇を目指したい」と笑顔を見せた。

石庭囲碁クラブの渡久山長輝席主(82)は「郡内の高段者がそろい、レベルの高い大会だった。棋力を高め、囲碁の普及につながってほしい」と総括した。

大会は、八重山毎日新聞社の文化活動の一環として、囲碁の普及・発展を目的に開催された。優勝チームには黒島安隆社長から優勝カップが贈呈された。

大会結果は次の通り。

▽予選リーグA=@八島・浜崎(4勝)A小浜(2勝2敗、勝数12)B大浜(2勝2敗、同11)C石垣(2勝2敗、同8)D新川0勝4敗

▽同B=@登野城(4勝)A黒島(3勝1敗)B白保(2勝2敗)C宮良(1勝3敗)D平真(0勝4敗)

▽3位決定戦=小浜3−2黒島

▽決勝=八島・浜崎3−2登野城

▽優勝=八島・浜崎(恩河一雄、鈴木彰、伊礼吉則、玉城勉、玉城裕)▽準優勝=登野城(前里政宏、上間雅之、上原祥吉、慶田城章、伏見力)▽3位=小浜(慶田城久、仲盛長秀、大嵩善之、成底隆、黒島茂信)

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少年武蔵、九州初V 熊本代表・池上を7−2

第37回九州ブロックスポーツ少年団軟式野球交流大会で優勝した少年武蔵=20日午後、浦添市民球場

第37回九州ブロックスポーツ少年団軟式野球交流大会(日本体育協会など6団体主催)に沖縄県代表で出場した少年武蔵は20日、浦添市民球場で行われた準決勝で2−1のサヨナラ勝ち、決勝では7−2と快勝して初優勝を決めた。

當銘航帆主将は「勝ち進むごとにチームが盛り上がって負ける気がしなかった。準決勝はきびしい試合だったが、チームの気持ちを一つにして勝つことができた。本当にうれしい。胸を張って石垣に帰りたい」と喜びを語った。

金城徳美監督は「初戦は九州大会ということもあって動きに固さがあり苦戦したが、2回戦以降は自分たちの野球がしっかりできていた。試合ごとに子どもたちが成長をみせてくれた。この勢いで12月の古賀杯も優勝したい」と話した。

結果は次の通り。

〈準決勝〉

浦添タイガース(沖縄代表)

100000−1

010001−2

少年武蔵(沖縄代表)(浦)名嘉、翁長、名嘉−砂川

(武)上地−後浜

〈決勝〉

少年武蔵

4001200−7

0000020−2

池上野球クラブ(熊本代表)

(武)後浜、上地−上地、後浜

(池)野村、福島−渡辺

▽本塁打=上地(武)▽二塁打=大久(武)、渡辺(池)

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台湾島の南西側に小琉球という島がある。

台湾島の南西側に小琉球という島がある。かつて沖縄と台湾を含むエリアに「琉球」や「琉求」といった表記が当てられていた名残だという。琉球郷公所という役場があり、学校などにも「琉球」の名が付く▽先月末、台湾紙に「小琉球にウミガメが来なくなる」という見出しを見つけた。小琉球はウミガメ観光で売り出しており、ダイビングで遭遇できる確率は8割超だという。しかし、である▽この記事はウミガメの生態について台湾全体の状況を報じ、研究者の話として「あと5年でウミガメは永遠に台湾に別れを告げるかもしれない」と述べる。原因として挙げられたのは人為的な環境の改変とレジャー、捕獲だ▽ウミガメが光に敏感だということはよく知られている。海辺で不用意にライトをちらちらさせれば、ウミガメが上陸しようとするのを妨げてしまう▽同郷公所は午後8時から午前4時までは海岸に近づかないように呼び掛けるが、観光業者からは「夜の海辺を歩くなとは言えない」との意見も。環境と観光の間にどうバランスを見出すか。小琉球でも悩ましい問題だ▽ウミガメは大洋を回遊する。台湾周辺でウミガメの生息環境が変われば、その影響は八重山にも及ぶだろう。地名のよしみもあって、観光客でにぎわう八重山の海を思い出した。(松田良孝)

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子どもたちの成長実感

▽…4泊5日の日程で台湾蘇澳鎮を訪れた小中学生が映像と写真を交え報告会を開いた。蘇澳冷泉で現地の児童らとハシャいで水を掛け合う姿には参加した保護者らも笑顔。東京よりも近い台湾とはいえ、親にとっては長い派遣期間だったことだろう。国籍や母国語にとらわれない「言葉が分からなくても思いやりがあれば大丈夫」の感想に、きっと大きな成長を感じたに違いない。

▽…石垣公民館で初めて行われたタッチプール。ヒトデやナマコなど約15種類の海の生き物が展示された。ふたのついたバケツには、子どもたちに注意を促そうと、生きたオニヒトデの姿。渡久山水産の渡久山朝和さんは「海で見ても絶対に触らないでね」と呼び掛けた。バケツに4カ月、餌もやらずに置いていても死ななかったというオニヒトデ。生命力に驚きだ。

▽…字別で優勝を争う第1回字別囲碁大会が行われ、八島・浜崎が初代優勝の栄冠をつかんだ。大会は5人1チームの団体戦で対局。個人の棋力がチームの勝利につながるため、各チームともメンバー編成に頭を悩ませたようだ。決勝は副将として圧倒した玉城勉さんの勝利で八島・浜崎に軍配。初代王者に輝き、優勝カップを手に見せた笑みは少年のよう。

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夜市、地域色豊かに 竹富町商工会青年部が初共催

年1回開催の夜市に盛り上がりをみせる会場=19日午後、石垣市役所駐車場

石垣島の新たな観光資源の創出と美崎町の活性化につなげるイベント「夜市」(石垣市商工会青年部、竹富町商工会青年部共催)が19日午後4時から石垣市役所駐車場で開かれ、大勢の地元客や観光客でにぎわった。

出展ブースには8店舗が出店。ことしから町商工会青年部が共催に加わり、西表島産のイノシシやパイナップルを使った地元料理が販売され、大盛況をみせた。

特設ステージでは地元アーティストによるライブや団体によるステージショーが披露された。出場者が八重山そばを汁まで飲み干す時間を競う「そば早食い選手権」に、会場は大いに沸いた。優勝者には夜市の開催回数に合わせ、八重山そば11`が贈られた。ヤギなどの賞品が当たる大抽選会も行われた。

町商工会青年部の登野盛龍部長は「八重山は一つという観点から初めての合同企画。継続して夜市を盛り上げられるように協力したい」と話し、市商工会青年部の川満俊二部長は「(夜市を)広域で盛り上げ、地域色を打ち出したイベントにしたい。今後は与那国町や宮古島市とも連携し、若い青年部交流にもつなげたい」と期待した。

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松金物語 公演成功を祈願

石垣喜宣氏の墓前で公演の成功を祈る関係者ら=19日午後、字石垣

石垣市民会館大ホールでの旗揚げ公演を前に、八重山史劇「松金(マツンガニ)物語」(石垣市文化協会演劇部主催)の役者やスタッフら約20人が19日午後、物語の主人公の松金(マツンガニ)こと石垣喜宣(きせん)氏が眠る石垣家の墓を訪れ、公演の成功を祈願した。

松金は、1791年に石垣頭に登用された石垣氏の童名。物語は、幼少の松金が、士族の畑と知らずに芋(ムイアッコン)を掘っているところを見つかって泥棒呼ばわりされ、貧乏を恨んだが、士族の言葉に発奮して石垣頭に出世していく内容。

この日、舞台稽古を終えて墓前に手を合わせた松金役の仲大底学さん(33)=新川出身、東京都在=は「東京なので、なかなか皆と稽古を合わせることできないが、東京でも録音を聞きながら一人で練習している。松金の気持ちになってしっかり演じたい」と話した。

幼少期の松金役を演じる吉本琉煌斗君(白保小4年)は「舞台が大成功するようにお祈りした」と笑顔を見せた。

公演は9月16日に午後2時と午後6時の2部。入場料は高校生以上2000円、中学生以下1000円。全席自由席。

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比嘉、走り高跳び日本一 144センチの自己記録

日本一となり表彰台に立つ比嘉百花=19日、日産スタジアム(石垣島アスリートクラブ提供)

【神奈川】小学生の陸上日本一を決める日清食品カップ第33回全国小学生陸上競技交流大会(日本陸上競技連盟主催)が19日、日産スタジアムで開催され、石垣島アスリートクラブの比嘉桃花(石垣小6年)が女子走り高跳びで自己記録を更新する144aをマークし、日本一に輝いた。

女子走り高跳びは110aから試技が始まり、比嘉は120aから跳躍。5aずつバーが上がる135aまで、すべて一発でクリア。3a刻みになった138a、141aも1本目で成功、自己記録を更新した。

この時点で試技は比嘉と千葉代表の大森の2人のみ。さらに上がった144aを、比嘉は2本目、大森は3本目で跳び、勝負は大会記録更新の147aに。しかし、2人とも跳躍できず、失敗試技の少ない比嘉が1位となった。

比嘉は「イメージ通りにできた。2人になってプレッシャーはあったが、それが跳ぶ力になった。阿利コーチに優勝をプレゼントできてうれしい」と喜びを語った。

大会に帯同した阿利唯コーチは「135aからエンジンがかかってきた。緊張もなく強気で跳躍できた。141aも先に跳んで相手にプレッシャーをかけることができた。比嘉は勝負強かった。144aを跳んだ瞬間はビデオを回す手が震えた」と興奮気味。

同クラブの新谷敦史代表は「百花はよく頑張ってくれた。胸を張って石垣に帰りたい」と称えた。

男子走り高跳びに出場した同クラブの平良勇翔(ゆうと・八島小6年)は130aの自己ベストタイを出し28位だった。

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歩く、走るだけの移動なら100メートルは

歩く、走るだけの移動なら100メートルは、さほどの距離ではない。オリンピックでは日本人選手も9秒台を期待され、ケンブリッジ、サニブラウン、多田、桐生選手たちが競技会のたびに、誰が先んじるかで注目を集めている▼この同じ100メートルが炎天下のサトウキビ畑の畝で、草取りをしながらの移動となると大層な距離であることを思い知らされた▼しゃがみこんでの作業。時々立ち上がって足腰を休め、汗をぬぐい、水を飲み、塩分入りあめをしゃぶる。一日三畝を目標に精出すが完遂出来ず早々に退散。それでも日参している理由は、しっかり体重が落ちるので減量を期待してのこと▼50余もある畝列。草取りを終えた畝には早くも新芽が群れ出ている。この分ではサトウキビが茂り畝の下草の成長が鈍化するまでは草抜きの堂々巡りを覚悟しなくてはならない▼友人の勧める除草剤を使えば楽できたと思う。しかし国道などの植栽マスへの安易な除草剤使用を批判している身では素直に行えない▼刈り取りは機械に任せるつもり。それだけに雑草類の混入率を減らしたい製糖工場のためにも草抜きの手抜きはできない。先日、猛暑の中、磯辺SS寄り国道の芝草植栽マスで雑草抜きに励む人(業者?)を見かけた。一心さをまねたいと思った。(仲間清隆)

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走り高跳びあっぱれ日本一

▽…日清食品カップ第33回全国小学生陸上競技交流大会の女子走り高跳びで144aを跳び優勝した石垣島アスリートクラブの比嘉桃花。2012年大会の走り幅跳びで優勝した福地貴斗以来の快挙を遂げた。147aの大会記録に挑戦したが、惜しくも届かなかったが、陸上競技場が改修工事で使用できない中、勝ち取った日本一。限られた環境でもしっかりと結果を出す。脱帽。

▽…郡内の中学生9人が出場し、熱弁を振るった少年の主張八重山地区大会。部活動や学校生活、体験活動などを題材にそれぞれが堂々と発表した。最優秀賞の仲間美悠さんは「まだまだ上手に踊ることはできないが、『視野は世界、視点は郷土』の精神できょうも古の心に思いをはせて踊ります」と締めくくり、「桃里節」を舞った。まさか本社の社是が大会で聞けるとは。

▽小学生を対象にした夏休み恒例のこども手作り教室「アダン葉おもちゃ作り」では、親子らがアダン葉を使って「馬」と「指ハブ」の玩具づくりに挑戦した。「郷土に伝わる昔ながらの民具づくりに触れてもらいたい」という同館の思いから、アダン葉が用いられている。普段、何げなく目にするアダン葉は、現代風のカバンにも利用されるなど、高評価を受けている材料。もっと目を向けたい。

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豚・ヤギの血、出荷再開へ 食肉センター

血液保管室に設置された血液保管専用の冷蔵庫=18日午後、八重山食肉センター内

県八重山保健所の行政指導を受け、6月から豚・ヤギの血液の採取・出荷を停止していた八重山食肉センターは18日までに、施設整備や作業手順の追加を行うなど、法律の基準に適合する体制を整えた。豚・ヤギのと畜は月・金曜日の週2回。21日のと畜日から、注文に応じて採取・出荷を再開する。センターでは「血を使った食文化が守られる」としている。

センターは、県北部食肉業組合がことし4月に出荷停止の行政指導を受けたのに続き、6月に同様の指導を受けた。

と畜場法施行規則などによると、食用に供する目的で血液を採取する場合は▽採決後直ちに4度以下に冷却すること▽血液貯留室が他の部屋と区画されていること?など細かな規格基準が定められており、センターもこれらの基準を満たしていなかった。

このためセンターは、血液専用の保管室を設け、この中に専用の冷蔵庫を置き、2度以下で温度管理を徹底。手順についても、毛をそってアルコール消毒を行った後に採決し、終了後は1頭ごとに83度以上の温湯で血液採取器具を洗浄消毒することを追加した。これらの改善により、県も基準をクリアしたと認めた。

血液は、チーイリチー(血の炒め物)のほか、やぎ汁・牛汁など汁物にも使用されている。ヤギ・牛料理を提供する飲食店経営者の1人は「出荷停止は前もって分かっていたので予備で対応した。血がないと仕事にならない。血が料理のベースになるので再開できて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

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大学生が就業体験 市商工会が受け入れ

パインをカットする諸見謝佑さん=18日午前、石垣パイン加工場

石垣市商工会は14〜25日まで大学生のインターンシップ(就業体験)を受け入れている。沖縄地域インターンシップ推進協議会が実施している「うりずん+2017夏期インターンシップ」制度を活用したもので、今回、沖縄国際大学総合文化学部社会文化学科3年の諸見謝佑(しょみじゃ・たすく)さん(21)が市商工会が運営する「石垣パイン加工場」でパインの洗浄やカット作業を行っている。

自分を変えたいと思って石垣を選んだという諸見謝さんは「親元を離れるのは初めて。朝自分で起きたことがなかったので不安だったが、起きられている。洗濯や食事も自分でやらないといけないので親のありがたみが分かった」と生活面での成長も実感している。

市商工会では、人材の確保が難しい八重山の就労事情に合った制度であるとして、広く八重山の事業所に紹介していきたい考え。

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石垣中、サヨナラ負け 全国中学軟式野球

惜しくもサヨナラ負けを喫した石垣中。八重山の野球を全国にとどろかせた=18日夕、KIRISHIMAひむかスタジアム

【宮崎】第39回全国中学校軟式野球大会(日本中学校体育連盟など主催)が18日、宮崎県で開幕。石垣中は初日、宮崎市内のKIRISHIMAひむかスタジアムで船橋市立七林中(千葉)と対戦。延長九回2−3でサヨナラ負けを喫した。八重山勢で初出場となる夏の全国大会、球児たちは約3時間の熱闘を終え、勝利にあと一歩届かなかったが、八重山の野球が全国で通用することを十分に証明した。

結果は次の通り。

石垣(沖縄)

000100100−2

000110001−3

七林(千葉)

(延長九回)

(石)下地、渡邊−渡邊、下地

(七)池田、市川、水口−菅谷

▽二塁打=伊志嶺(石)、橋、田中(以上七)

【評】

石垣は、序盤から攻撃を仕掛け、三回表、1死満塁から下地寛太郎が初球スクイズを失敗。無得点に終わった。

試合が動いたのは四回表。兼松良明監督が試合前日、「キーマンの1人」として挙げた、4番伊志嶺拓磨が「無心でバットを振った」と右前打。犠打や死球などで1死満塁とし8番内間敬太郎が、「ピッチャーを助けたかった」と外のボールに飛びつきスクイズを決め、1点を先制。

しかしその裏、七林も三塁まで進んだ走者が、内野ゴロの間に生還し同点。五回裏、下地から代わった渡邊翔也がアンラッキーな捕手ゴロなどで逆転を許した。

石垣は四死球12と、得点圏に走者を置くも、あと1本が出ず最終回を迎える。

この試合、3つ目の死球で出塁した渡邊、伊志嶺が続き2死一・二塁で迎えた5番親里大翔。フルカウントから「最後の打者にはなりたくなかった」と振り抜いた打球は値千金の同点右前適時打。一塁側の応援席は太鼓、指笛、ションコを打ち鳴らし父母らが大盛り上がり。

延長九回裏、五回以降要所を抑える投球をしてきた渡邊が、相手5番に二塁打を許し、犠打で1死三塁のピンチを招く。

兼松監督は内野陣をマウンドへ集め、選手の意見を聞く。「打たせてダブルプレーを狙おう」と決め、満塁策を選択。満塁で、相手9番打者にフルカウントから渡邊の投じた87球目が高めに浮き、押し出しでサヨナラ負けとなった。

兼松監督は試合後のミーティングで「これまで、よく頑張り伸びてくれた。胸を張って石垣島に戻ろう」と涙ぐむ選手らをねぎらった。

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問われる市教委の文化財保護行政

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教育委員の文化財認識

石垣市の開発優先施策で教育委員会と市文化財審議会との関係がきしんでいる。

ことの発端は、旧大浜町の浄水場跡地を文化財審議会が文化財に指定すべきだとした建議書を、去る4月の市教育委員会定例会が不採択と決定したことにある。

土地所有者の石垣市長が空港アクセス道路を優先して同意しなかったため、市教委は石垣市文化財保護条例第4条第2項の「文化財に指定する場合文化財の所有者、保持者または権限に基づく占有者の同意を得なければならない」ことができないと判断した。

もっともらしい不採択の言い分だが、文化財を指定し保護する立場にある教育委員の認識や対応は、当初から文化財指定に否定的にみえた。昨年6月の定例会では、里正明教育長職務代理が「個人的には文化財指定に値するか疑問が残る。老朽化して使用され無くなったインフラ施設が多数ある。残すべき特別な理由はなにか」と発言。現地視察を決めながら、参加した委員が一人(マスコミの批判で後に委員個人で視察)という関心のなさも露呈した。

ことし4月定例会では教育委員から、建物が老朽化しているため子どもたちを見学させるには安全上どうか、という理由で否定的な意見が出た。文化財に指定されれば、周辺の安全を確保した上で公開されるはず。これをしないまま公開などあり得ないではないか。

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ご都合主義の弁

石垣安志教育長は8月7日、建議書について「文化財審議会へ不採択という結果は、建議書で述べた浄水場施設の歴史的遺産としての価値、周辺の自然環境の重要性を記した建議理由や、市文化財審議会に関する規則第2条第3項に規定される任務を否定するものではなく、建議書の内容のうち、文化財指定に関する部分を除いた建議理由に関しては活用していきたい」と文化財審議会に理解を求めた。

これはご都合主義ではないか。建議書の核心部分を除いて活用などというのは、文化財審議会を愚弄(ぐろう)しているとしか思えない。

教育委員が建議書の趣旨を生かす努力をした形跡は確認できない。文化財を指定し保護管理するという立場の認識に欠け、文化財保護行政を積極的に推進するという気概も感じられない。土地所有者(石垣市)の不同意に責任を転嫁し、責任逃れをしているように思えてならない。

石垣市は大型ホテル・ゴルフ場建設、自衛隊基地建設計画など開発予定がめじろ押しだが、市当局に追従するイエスマン委員では文化財行政はお先真っ暗といえる。

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審議会の声、最大限尊重を

文化財課が調査している最中に、当時の大得英信教育部長が文化財指定に係る事業支障の有無について、連絡先を文化財課長とする意見紹介を県や関係各課に行ったことも疑問である。まだ範囲も報告書も出ていない段階で、教育部長や課長はなぜこのようなことをしたのか。

県土木事務所所長からは、指定されると多大な支障があると回答があった。この回答を受け、市と教育委員会には文化財課の報告書つぶしに動いた疑いが残る。こうした経緯のもと文化財指定の道が閉ざされたことに、文化財審議会から怒りの声が上がったのは当然だ。

市は今後、「県と可能な範囲で記録保存などについて協議を進め、当時の文化を後世に伝えていくことが意義深いことだと考える」としている。審議会も、施設や周辺植物の移植など保存について話し合っていくことにしており、市と県は審議会の声を最大限に尊重すべきである。

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中学生のころ、野球部の先輩から牛乳配達を…

中学生のころ、野球部の先輩から牛乳配達を引き継いだ。自宅でも取っていたので、946_gの「大」を毎日1本飲んでいた。そのおかげか、身長は中学時代に170aを超えた▼そんな慣れ親しんだ味を提供する地元乳業が経営の危機に直面しているという。生産量の減少と飼料の高騰が主な要因。エサ代が高い上、生産量は上がらない。当然、値上げという流れになる▼もともと暑いところで酪農は向かない。夏場に体調を崩しやすいのだ。それでも地元酪農家は、涼しい環境を整備するなど努力を重ねて生乳の生産を続けてきた▼ところが、20数年前の大型量販店の進出でガラッと変わった。島外から安い商品が入ってきたのである。消費者にとってはありがたいこと▼地元産生乳も値下げとなったが、離島がゆえに生産コストがかかる上、規模が小さいため、割高になる。「少し高くても地元産を」という地産地消の趣旨は理解できるが、やはり安いほうに走るのが消費者心理▼同僚が言っていた。「地元産と島外産の違いが分からない。だから安いほうに手が伸びる」と。なるほど。味の違いは飲めば分かるが、牛乳パックからは「石垣島産」以外の売りを見つけるのは難しい。牛乳に限らず、地産地消にはいろんな工夫が必要かもしれない。(比嘉盛友)

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国際感覚を肌で実感

▽…竹富町ホームステイ事業で米国シアトルに23日間滞在した中学3年生3人が帰ってきた。島仲さんは「ご飯を残してしまった時に謝ると、謝らなくていいんだよと言われ驚いた。もったいないという感覚の違いか」、玉代勢君は「野球観戦で地元チームが負けると地元民が激怒し物を散らかしていた。自己主張力や清潔意識など違いを感じた」と肌感覚で語れる思い出がたくさん。

▽…石垣パイン加工場でインターンシップを行っている沖国大の諸見謝佑さん。公務員志望で将来は地元の役場に勤めたいという。「商工会は地域振興や地域支援にも取り組んでいる。しっかり学んで、地元で働いたときに生かしたい」と意気込む。初めての石垣島に「休みの日には竹富島に行ってみたい」と話した。

▽…竹富島コンドイビーチリゾートホテル事業計画(仮称)をめぐり、竹富公民館の上勢頭篤館長らから町長立ち会いのもと話し合いの場を設けるよう要請を受けた西大舛旬町長。竹富島の精神性が景観を守ってきたという説明に理解を示した上で「地鎮祭をすべきだ」と発言した。記者団に「島の神を守るという意味」と説明したが、要請者には誤解を与えたのかも。

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竹富町、観光客の「入域料」導入検討へ 各島の自主財源に

竹富町内各離島を訪れる利用者ら。自然環境保全を目的として「入域料」の導入検討が本格的にスタートする=17日午後、石垣港離島ターミナル

竹富町は、9月1日に第1回「竹富島地域自然資産協議会」を開催し、自然環境保全を目的とした地域自然資産法に基づき、町内各離島を訪れる観光客に「入域料」の負担を検討する地域自然資産法による保全・管理・活用事業を本格的にスタートさせる。町は入域料の導入事業に必須となる「地域計画」を竹富島を対象に策定することで先例とし、順次、町内各離島に拡大していきたい考え。町によると、同法の施行後、同計画策定に向けた取り組みは全国初となる。

同協議会は、有識者や島内の観光事業者など関係者らで構成され、町政策推進課が事務局となる。初回は委員への委嘱状交付、委員長選任を行い、自然環境保全と健全な地域形成を推進する地域計画の内容について検討。同事業のスケジュールを確認する。

各島への「入域料」導入においては、地域自然資産法に基づき、▽地域自然環境等保全事業▽自然環境トラスト活動促進事業|など事業化することで、それぞれ入域料や寄付金を課すことができる。町は「入域料」を各島の自主財源とし、地域の自然環境保全と適正な土地利用に充てる狙い。

同法は2015年4月に施行され、自然環境の保全と持続可能な利用の推進を図るため、地域が自発的に民間賃金を活用して土地の取得・管理などを行う取り組みを推進するもの。

町は今後、18年1月ごろまでに協議会の話し合いを重ね、同年1月中に同協議会による地域計画案を作成。同年2月には町の地域計画を策定する方針。

町によると、入域観光客数100万人を初めて突破した2006年をピークに、各離島の自然環境への負荷が問題視されていた。

一時、落ち着きをみせていたものの、南ぬ島石垣空港が開港した13年以降は毎年、年間延べ100万人以上が訪れており、住民からは再度、規制を必要とする声が上がっていた。

町政策推進課の通事太一郎課長は「自然資源を活用して産業を行う町内において、訪れた方々に協力をお願いすることで観光振興、ひいては地域振興につなげていきたい」と話した。

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65歳未満死亡率、全国上回る 心疾患や脳血管疾患多く

石垣市の65歳未満の死亡率の高さが報告された2017年度第1回八重山地区健康おきなわ21推進会議=17日午後、八重山合同庁舎

石垣市健康福祉センター(具志堅智所長)は、石垣市の65歳未満の死亡率が男性29.7%、女性13.2%で、それぞれ全国の死亡率を上回っている現状を報告した。2014年の石垣市の死亡総数450人のうち、65歳未満で死亡した人数が96人となり、5人に1人が働き盛りとされる65歳未満で亡くなっている。この現状は、17日午後に八重山合同庁舎で開かれた2017年度第1回八重山地区健康おきなわ21推進会議(議長・国吉秀樹県八重山保健所長、22人)で報告された。

14年の死亡総数のうち、心疾患が12人、八重山が全国ワーストの死亡率とされる脳内出血を含む脳血管疾患が9人。同センターの木島修子保健師は「予防できる病で亡くなっている」と指摘し、定期的な健診受診を呼び掛ける重要性を訴えた。

木島保健師は「健診を受けてもらわないとデータを見ることができず、データに基づいた指導も行えない。長年の生活習慣はすぐに変わるものではないが、変えられる可能性もある」と話した。

同会議は2008〜12年の5年間で八重山の脳内出血の死亡率が全国最悪という報道を受けて、八重山の「健康長寿復活」を促進するとともに、対策について考えることを目的として、シンポジウム形式で開催。

竹富町立竹富診療所の石橋興介医師が、来診者が残薬を理由に通院を止めてしまうのを防ごうと導入した診療所の予約制度など、健康促進に向けた島内での独自の取り組みを報告した。

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真喜良、あす初戦 全九州軟式野球

第6回全九州学童軟式野球大会に初出場する真喜良サンウェーブ野球部=17日午後、真喜良小グラウンド

九州ナンバーワンを決めるJALカップ第6回全九州学童軟式野球大会(全日本軟式野球連盟九州連合会、西日本新聞社主催)が19〜21日に福岡県の久留米市野球場を主会場に開催される。九州・沖縄各県から代表2チーム、計16チームが出場し、九州一を争う。石垣市からは3月の県大会で3位に入った真喜良サンウェーブ野球部が沖縄県代表として初出場。初戦は19日に熊本県代表の上小オールスターズと対戦する。

3月の地区マクドナルド杯で優勝したが、それ以降、優勝から遠ざかっている真喜良。原因は守備にあるという高良真助監督。打ち勝つ野球を目指し、打撃中心の練習をするあまり、守備がおろそかに。試合では守備のミスから自慢の打線も影を潜めた。

「これでは勝てない」と、大会に向け守備練習を強化。9割を守備にあてた。「練習のかいあって守備に自信がついてきた。打撃も練習していないが調子が上がってきた。いい雰囲気で大会に臨める」と監督。

試合のカギを握るのは、1番バッターの宇根底大空(たく・宮良小6年)。宮良小は部員が6人と少ないため、ことし1月から真喜良の練習に参加。身長160a、体重65`。本塁打も打てる宇根底を1番に起用する高良監督は「大空には細かい指示はない。先頭で一気に流れを引き寄せてほしい」と期待を込める。

宇根底も「真喜良にきて守備も打撃もうまくなった。毎日送り迎えしてくれるお父さんとお母さんのためにも、優勝して恩返しがしたい」と話す。

初出場の九州大会に前田盛斗和主将は「対戦したことのないチーム相手に、どこまで自分たちの野球が通用するのか楽しみ。点を取られても取り返す真喜良の野球をみせたい」と意気込みを語った。

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戦後72年の「終戦の日」を前にNHKが…

戦後72年の「終戦の日」を前にNHKが18歳と19歳を対象に行った「平和」に関する世論調査で興味深い結果があった。それは「いま日本が他国から侵略を受けて戦うことになったら、あなたはどうしますか」という質問への回答だ▼結果は「物資の輸送や負傷者の看護など後方支援」が42%で最も多く、次いで「すべて政府と自衛隊に任せる」が34%、「自衛隊に参加して戦う」はわずか4%しかなく、「海外に逃げる」が11%もあった▼折も折、北朝鮮と米国が軍事衝突の緊迫状態にあり、日本も攻撃を受け戦争の可能性があるだけに、この結果を皆さんはどう受けるだろうか▼「天皇陛下万歳」を叫んで玉砕した戦前教育の若者に比べ、「今の若者は愛国心がない」というなかれ。ことは生死に関わる問題であり当然だろう▼しかもそれは参考的に調査した20歳以上の大人も、さすがに海外逃亡は3%と少ないが、自衛隊に参加して戦うも3%で、政府と自衛隊に任せる40%、後方支援39%が逆転。これが今の日本国民の姿なのだろう▼結局自衛隊誘致を声高に叫ぶのも、国防は自衛隊に任せ自分たちが戦場に行きたくないためだ。そこで宰相吉田茂の「自衛隊が日陰者のほうが国民は幸せ」の名言を思う。自衛隊が表に出る時は戦争や災害で国民が危機だからだ。(上地義男)

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