八重山毎日新聞社

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2017/10/22 9:59:50

審判待つ4選挙区12人 衆院選きょう投開票

衆院選・沖縄4区に立候補の(右から)仲里利信氏(80)=無所属=、西銘恒三郎氏(63)=自民公認、公明推薦=と、新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党=の3氏

【那覇】第48回衆院選は22日、投開票が行われ、計12人が立候補している沖縄の4選挙区では同日夜遅くには当落が判明する見通し。八重山3市町を含む沖縄4区は、仲里利信氏(80)=無所属=、西銘恒三郎氏(63)=自民公認、公明推薦=の前職2氏が一騎打ちの戦い。両氏は選挙戦最終日も総力を挙げて浮動票の取り込みにフル回転、12日間の選挙戦を締めくくる打ち上げ式で「安倍政権に沖縄の将来を託すわけにはいかない」「国政で県民のために仕事をさせてもらいたい」と最後の訴えに力を込めた。

仲里氏は、先島への自衛隊基地や辺野古新基地建設、環太平洋経済連携協定(TPP)、消費税増税に反対の立場を示し、西銘氏は先島への自衛隊配備、辺野古新基地建設、TPP承認に推進の立場を示すなど、選挙戦は「オール沖縄」勢力対国政与党の構図となった。

仲里陣営は午後5時から南風原町の兼城交差点で打ち上げ式。大城一馬選対本部長や親川盛一県議らが支持を訴えた。

西銘陣営は午後7時から南風原町の津嘉山交差点で打ち上げ式。古謝景春選対本部長や公明党前職の遠山清彦氏らが支持を呼び掛けた。

一方、新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党=は独自の戦いを展開、豊見城交差点で打ち上げ式を行った。

県選管によると、有権者(18歳以上)は10月9日現在、115万5170人で沖縄4区は28万6605人。このうち石垣市3万8621人、竹富町3474人、与那国町1377人となっている。

4区以外では1区に自民前職の國場幸之助(44)、共産前職の赤嶺政賢(69)、維新前職の下地幹郎(56)、幸福実現新人の下地玲子(59)の4氏、2区に社民前職の照屋寛徳(72)、自民前職の宮ア政久(52)の2氏、3区に無所属前職の玉城デニー(58)、幸福実現新人の金城竜郎(53)、自民前職の比嘉奈津美(59)の3氏がそれぞれ立候補している。

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研究成果を披露 児童生徒がプレゼン・展示

名蔵川水系の水質と同流域に生息する生物調査の結果を報告する生徒ら=21日午後、石垣市健康福祉センター視聴覚室

八重山への国立自然史博物館の誘致に向けた推進委員会(委員長・中山義隆石垣市長)主催の第3回「八重山に国立自然史博物館をつくろう!」小中高校生研究発表会および講演会が21日午後、市健康福祉センター視聴覚室で開かれた。小中高生ら30人余がプレゼンテーションと展示の部に分かれ、八重山の自然生物環境のほかモデルロケットの打ち上げ実験など多彩なテーマの研究成果を披露した。

宇宙開発技術に関心を持つ石垣第二中の岡部壮良君(1年)はモデルロケットの概要から、重心位置を移動しての打ち上げ比較、風洞実験などの結果を報告。

岡部君は「風洞実験でロケットが風上に向かって飛ぶ性質がよく分かった。次回はロケットにカメラやセンターを装着し、高度測定の正確な数値を把握したい。これからも失敗しても諦めず、実験と考察を繰り返していきたい」と述べた。

崎枝中と石垣第二中の生徒10人でつくる八重山水環境調査プロジェクトチームは、名蔵川水系の水質と同流域に生息する生物調査の結果を発表し、「研究では島の固有種の水生昆虫も確認できた。島の自然と産業、暮らしが持続可能な関係になることを常に考えながら研究を進めていきたい」と話した。

講演会では特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会付属黒島研究所の若月元樹所長が同所の取り組みを紹介、琉球大学教育学部の福本晃造准教授が「いろんな原子と結合の性格」をテーマに研究の魅力を伝えた。

中山市長は冒頭、「八重山の将来を担う小中高生による研究成果を発表してもらうとともに、講演などを通して、さらに知見を広げる機会にしてほしい」と期待を寄せた。

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合格者77人が堂々熱唱 八重山古典民謡コンクール発表会

第43回八重山古典民謡コンクール発表会で、「鷲ぬ鳥節」を熱唱する合格者たち=21日夕、市民会館大ホール

第43回八重山古典民謡コンクール発表会(八重山毎日新聞社主催)が21日夕、石垣市民会館大ホールであり、6月の審査を突破して栄冠を手にした合格者77人が斉唱や独唱を堂々と歌い上げ、日ごろの稽古の成果を発揮した。年々裾野を広げている同コンクールには、ことし193人が受験し、奨励普及賞に10人、新人賞に43人、優秀賞に20人、最優秀賞に4人の計77人が合格。会場には大勢の市民が訪れ、合格者の熱唱と繰り広げられる舞踊など多彩な演目に盛んな拍手を送った。

同コンクールは正確な八重山古典民謡の伝承と普及を図り、卓越した新進歌い手の発掘と後進を育成することが目的。

発表会は2部構成で行われ、第1部は「鷲ぬ鳥節」、第2部は「赤馬節」で開幕。

奨励普及賞合格者は「繁昌節」「とぅまた節」を会場いっぱいに響かせ、選抜者2人は「月ぬかいしゃー節」を若々しい歌声で披露した。

新人賞合格者は「鳩間節」を斉唱。選抜者4人は「千鳥節」「安里屋節」を伸びやかに歌い上げた。

優秀賞合格者は「大浦越路節」で声を合わせ、選抜者4人が「古見ぬ浦節」「小浜節」を情感豊かに歌った。

最優秀賞合格者は「越城節」「前ぬ渡節」で熟練の歌声を聞かせた後、一人ずつ独唱で「仲筋ぬぬべーま節」「崎山節」「しょんかねー節」「月ぬまぷぃろーま節」を熱唱、ひときわ大きな拍手が送られた。

中・高校生の地謡に合わせて「山入らば節」「白保節」の舞踊を繰り広げた光扇会黒石高子八重山民俗舞踊研究所など6カ所の舞踊研究所、10カ所の箏曲研究所、2カ所の太鼓道場、笛7人が協力、舞台に花を添えた。

発表会に先立ち午後5時30分から同ホールで表彰式があり、本社の黒島安隆社長から合格者に賞状と盾が贈られた。

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似合わないのは帽子と思っていたのに、…

似合わないのは帽子と思っていたのに、先日の凧揚げ旅行でパンパンに詰め込み背負いこんだリュックも家族からは散々だった▼そもそもリュックにしたのは両手が自由になるから。そこで同行のS氏に駅のホームで写真を撮ってもらった。おかしくないよと同氏の優しい一言▼ただし実際は、左手には凧を入れた風呂敷包み、右手には刃物や糸巻きなどの入った紙袋。おまけに竹などの骨材を入れた長い紙筒を肩からぶらさげている。これでは、どうみても放浪の画家山下清スタイル。都会のスーツにリュックの通勤族がさっそうとしているのはなぜなのか。この機会に観察してきたい▼目的の凧揚げの集いは、降り続く雨で予定が変更されたため、久しぶりに上野公園を訪ねてみた。風呂敷包みと紙筒をロッカーへ預け東京国立博物館で開催中の運慶展を目指した。さすが都会、平日の雨天でも会場へ急ぐ人波が切れない。切符売り場で並んで券を求めても、さらに入場まで40分も待たされるという案内に見物を諦め公園を散策することに▼改めて周りを見渡すと私同様のパンパンのリュックを背負い紙袋をぶら下げ立ち尽くしている人も多く和む▼とはいえ同じリュック姿でもこちらはのんきな凧揚げ道中、あちらはきょうの寝場所や糧を得るのに必死な面々。国難、消費増税どころではない。(仲間清隆)

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どの候補に追い風吹くか

▽…衆院選最終日の21日は、台風21号の接近で強い風が吹き荒れた。沖縄4区に出馬している3候補の陣営は雨にも負けず、風にも負けずと夕方の打ち上げ式を強行。のぼり旗が風にあおられ、持つ手にも自然と力がこもった。弁士は「強い風を味方に追い風を吹かそう」と大声を張り上げた。果たしてどの候補に風が吹くか。

▽…市制70周年事業として開催されたグラウンドゴルフ全国大会。八重山グラウンド・ゴルフ協会の瀬名波長宏会長は2年前から日本GG協会や県GG協会などに後援を依頼し、準備してきた。当初の計画では全国から680人の参加を見込んでいたが、154人の参加。29日に沖縄本島で開催される九州大会を控え、本島からの参加はなかった。瀬名波会長は「取り組みは早かったが、PR不足。呼び掛けが足りなかった」と寂しさをみせた。

▽…10月のシルバー人材センター事業普及啓発促進月間活動の一環で、会員らが石垣市役所屋外を清掃した。話を聞いてみると、働くことを通して健康や社会とのつながりを保ち生きる糧となっているよう。近年、再雇用制度の影響で会員数は減少しているようだが、定年後の無理のないあり様のひとつとして検討してみてはどうだろう。

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きょう打ち上げ 衆院選

衆院選・沖縄4区に立候補の(右から)仲里利信氏(80)=無所属=、西銘恒三郎氏(63)=自民公認、公明推薦=と、新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党=の3氏

【那覇】第48回衆院選は22日の投開票に向け、前職2人の事実上の一騎打ちとなる11市町村で構成する沖縄4区では前職の仲里利信氏(80)=無所属=、前職の西銘恒三郎氏(63)=自民公認、公明推薦=と新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党=は21日、沖縄本島南部を遊説し最後の訴えを行った後、打ち上げ式を行う。竹富町では、同日、町内8カ所の会場で午前7時から午後6時まで繰り上げ投票が実施される。台風21号が接近した場合、悪天候が予想されるため県選管では21日までの期日前投票の利用を呼び掛けている。(2面に関連)

各陣営は20日、本島南部などで遊説や企業回りを行い公約などを訴え、無党派層や浮動票の獲得に奔走。各候補は石垣島への自衛隊配備や米軍普天間基地の名護市辺野古への移設など安全保障分野を最大の争点に本島南部を回り、最後の追い込みに声をからした。

仲里氏は、翁長雄志県知事ともに南風原町などを回り遊説。「公約をしっかり守る」などと述べ、支持を訴えた。

西銘氏は、糸満市まで足を伸ばし、練り歩きや企業訪問などで「国政で仕事ができるのは私だ」と支持者と握手をしながら訴えた。

打ち上げ式は、仲里陣営が南風原町兼城交差点で午後5時から、西銘陣営が同津嘉山南交差点で同7時から、富川陣営が豊見城市上田交差点で同5時からそれぞれ行う。

石垣市では仲里陣営が午後6時から登野城の選対事務所、西銘陣営が午後5時半から730交差点、富川陣営が午後5時半から真栄里北交差点でそれぞれ打ち上げ式を行う。

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自然遺産登録へ手応え

来年夏の世界自然遺産登録を目指す推薦候補地のIUCNの現地調査終了を報告する関係者ら=20日午後、石垣市の国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター

政府が2018年夏の世界自然遺産登録を目指す西表島などの推薦候補地「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の国際自然保護連合(IUCN)による現地調査が20日、終了した。環境省と林野庁などは同日午後、国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで記者会見し、林野庁九州森林管理局の林視(のぞむ)部長は「国有林の価値や保護管理の取り組みに対して一定の理解を得られたと考えている」と手応えを示した。今回の調査結果を踏まえ、来年7月ごろに開催予定の世界遺産委員会で登録可否が決まる見通し。

現地調査は11日から10日間の日程で行われ、IUCNから派遣された同世界遺産科学アドバイザーのバスチャン・ベルツキー氏、同アジア地域事務所アジア資源グループ長のスコット・パーキン氏が全推薦地を視察した。

両氏は17日から19日まで西表島に滞在、島の固有種である両性爬虫類の夜間観察、国の特別天然記念物イリオモテヤマネコの生息域とされるマングローブ林を視察したほか、ヤマネコの交通事故防止策、特定外来種シロアゴガエルの侵入監視状況や駆除活動などの説明を受けた。

19日には非公開で地元関係者との意見交換会が開かれ、行政や島内3公民館長、西表部会のメンバーら40人余が出席した。

出席者によると、地元側からは観光客の増加や町インフラへの過重を懸念する声が上がり、IUCN側からは「登録自体がゴールではなく、スタートライン。しっかりと課題に取り組むことが重要」との指摘があったという。

同省那覇自然環境事務所の西村学所長は、両氏が顕著で普遍的な価値(OUV)の自然が守られてきた背景に関心を示し、「(自然保全の背景として)地域の文化や歴史も併せてPRしてはどうか」とのコメントもあったと明らかにした。

県環境部の大浜浩志部長は今後、IUCN側から課されるであろう宿題として「西表島は来島者増加に伴い、観光業者間の利用ルール策定が必要となる。また(沖縄島北部との)両地域で希少種のロードキル対策も重要な課題」と述べた。

竹富町政策推進課の通事太一郎課長は現地調査終了にひとまず安堵(あんど)した表情を見せ、「今回目指す登録には意義がある。将来にわたり島の自然利用の規制・仕組みを整えることができる。(登録可否が決まる)来年夏までに宿題への解答も含めて、県と調整しながら自然保全へのルール策定に取り組みたい」と話した。

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農村環境計画、見直し着手 石垣市

有識者や各公民館の代表らが出席して行われた第1回石垣市農村環境計画策定検討委員会=17日午後、市健康福祉センター(市むらづくり課提供)

石垣市は17日、石垣市農村環境計画策定検討委員会(委員長・仲地宗俊琉球大学名誉教授、委員28人)を立ち上げ、2002年に策定した「石垣市農村環境計画」の見直し作業に着手した。

同計画策定後、15年が経過し新空港開港、土地改良区統合などで農業、農村を取り巻く情勢が変わってきたことを受け、計画を見直す。本年度中に計画を策定し、中山義隆市長に答申する。

旧計画では▽赤土流出防止対策▽集落や畜舎の排水処理の整備▽集落景観の維持▽野生動植物の保護と再生▽歴史的施設や文化の保全ーなどに取り組んできた。

新計画は、旧計画を軸に第4次石垣市総合計画、エコアイランド計画など上位計画や、石垣空港跡地利用基本計画など関連計画との整合性を図りながら策定していく。

委員会では現況調査を実施後、11月中に地域別のワークショップを開催。各地域住民から課題や要望などを集め、計画案を作成する。

石垣市によると、石垣市の農家戸数と農家人口は2000年には1360戸、4606人だったのに対し、15年は782戸、2082人と減少している。

17日午後、市健康福祉センターで開かれた第1回検討委員会で委員長に仲地氏、副委員長に沖縄国際大学名誉教授の宮城邦治氏を選任。市長から計画策定の諮問を受けた。

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住民、生活への影響懸念

▽…政府が来年夏に目指す西表島などの世界自然遺産登録に向けて、国際諮問機関・IUCNの現地視察の全日程が終了した。島民らは視察前に「これから島はどんどん騒がしくなる」「住民間でも賛成か反対かの議論が続く」と心情を吐露。常々、注目を浴びる土地柄ゆえに住民生活へのさらなる影響も懸念され、地域ありきの希少野生動植物の保全・利用ルール策定の声がより一層高まっている。

▽…JOCバレー県代表選手に選ばれた大嶺瑳羅。大嶺は現在、選抜練習に参加するため本島で生活。家事も自分でこなし、練習会場にはバスで移動する。しかし「石垣ではバスに乗ったことがないので、乗り方が分からなかった」と苦笑い。乗り方を近くにいる人に尋ねたりし「いろんな経験ができる」と成長を実感。新しい環境は人を成長させる。

▽…ことしで27回目を迎える研墨展が開催されている。出品者の1人が「作品が語る」と話していた。どれも奥深く、まさにその通りだと感じた。一筆に心を込めた作品は、日ごろ生活をする中で気が付いた事や、気に入った言葉を書で表現しているそうだ。五つの書体も一堂に展示され、オリジナリティーあふれる展示会となっている。

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事故原因が究明されるまで飛行の停止を」。…

「事故原因が究明されるまで飛行の停止を」。政府や県の要求は一顧だにされず、無視された。ここはどこの国なのか▼在沖米軍は18日、東村高江の民間地で炎上事故を起こした普天間基地所属のCH53E大型輸送ヘリコプターの同型機の飛行を再開した▼在沖米軍トップは「日本に配備された米海兵隊の航空機全てが安全に飛行すると確約する。CH53Eは信頼できる機材」と説明しただけ。事故原因の詳細も明らかにしていない▼9月29日に新石垣空港に緊急着陸したオスプレイのときもそう。着陸直後にオイル漏れを現場の記者も確認していたが、これを認めたのは10月4日に離陸し、普天間基地に帰還した後だった▼しかも「片方のエンジンの潤滑システムの問題」との説明だけ。右側のエンジンなのに。これも言わない。防衛局も米側からの説明内容として流しただけ。積極的に情報を入手して公表するという姿勢はなかった。中山義隆市長が「情報開示の遅れ」を強く指摘し、不快感を示すのも至極当然▼今回の事故でも、民間地なのに県警は捜査ができない。またも日米地位協定が壁に。誰が考えてもおかしい。ここは植民地か。米国との関係はこれでいいのか。衆院選は22日の投開票まで残りわずかだが、国家のありようも問われるべきだ。(比嘉盛友)

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炎上米軍大型輸送機同型訓練再開

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唯我独尊四軍調整官

ウチナー・ウセェートン(沖縄をばかにしているのか)、県民のだれもが思ったのではないか。東村高江の民間地に普天間基地所属のCH53E大型輸送ヘリの墜落炎上事故からわずか1週間。事故原因も公表されない同型の米軍ヘリが通常飛行訓練を再開させた。

海兵隊は航空部門専門家の安全確認による判断と述べ、ニコルソン四軍調整官は「私自身が安全でないと感じる航空機の運用を許可することは決してない」とコメントした。思い上がりも甚だしい。

沖縄県議会は抗議決議・意見書を全会一致で可決し地元東村議会、高江地区が抗議をするなかでの飛行再開は沖縄県民を侮辱するものであり、到底許されない。

小野寺防衛大臣は、事故当時米軍に抗議し原因究明と安全防止、詳細な情報提供を求め中嶋沖縄防衛局長が在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官に申し入れていた。それが無視されたまま再開したことに小野寺防衛大臣は「遺憾」の意を表明したが、県民こそ「遺憾」だ。

17日、高江区民に中嶋沖縄防衛局長が「事故原因の解明は当然」と述べていたころ、米軍は飛行再開を発表していた。防衛省や沖縄防衛局は泣きっ面にハチだろう。

事故が起きるたび、日米協定を盾に日本の調査は出来ない。翁長県知事は日本政府に対し「日本政府から守られている感じがしない」とコメントしている。

いつまで、日米両政府は県民を侮辱し続けるのか。

沖縄県民が望んだ「祖国復帰」は米軍による軍事優先、人権無視からの脱却も願いに込められていた。真逆のことが沖縄では行われているのである。

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沖縄人は人間でないのか

1970年12月当時のコザ市で米軍車両を焼き打ちするいわゆるコザ暴動が起きた。長年の人権無視に鬱積(うっせき)し、怒りが爆発した不幸な事件であった。

事件の音声を聞くと、現場で興奮したひとが「沖縄人はどうしたらいいのか。沖縄人は人間でないのか。沖縄人の涙の意味がわかるか」と怒りの声を上げている。

このような悲劇が起こらないことを願うのは当然だが、日米両政府の軍事優先策の現状が続けば、いつ、不幸な事態を招く恐れがある。

東日本大震災の際、米軍は救援活動や放射能の汚染除去をトモダチ作戦とピーアールした。

しかし、沖縄における米軍の現状はトモダチと言えるものではない。

昨年3月、米兵による女性暴行事件で謝罪のため翁長県知事を訪問したニコルソン在沖米軍四軍調整官は、被害女性への謝罪のことばはなく「良き隣人」を強調した。そして、「事件の被害者は米軍」とも言わんばかりであった。トモダチや良き隣人という言葉が県民の目にはしらじらしく映る。

同調整官については昨年、オスプレイ墜落事故で抗議した当時の安慶田副知事に対し「住宅や県民に被害を与えなかったのは感謝されるべきだ」と述べたといい、植民地丸出しの意識だと非難を浴びた。

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トランプ訪日と危険性

11月にはトランプ大統領が日本などを訪問し、北朝鮮の核開発などについて首脳会談を行う。

トランプ大統領の訪日によって沖縄基地が一層、強化される恐れがある。沖縄県民には目が離せない。

石垣市議会は18日臨時議会を開き、やっと、MV22オスプレイの新石垣空港着陸や東村高江の民間地への米軍ヘリコプター不時着・炎上に抗議する決議・意見書を決議した。飛行停止などを盛り込んでいるが、具体的性が求められる。

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阻止か推進か?問われる陸自配備計画 衆院選

有権者に手を振る(右から)仲里利信氏=13日午前・西表白浜、西銘恒三郎氏=15日午後・JAやえやま地区本部前、富川泰全氏=10日午後・730交差点

衆院選沖縄4区の市町村のうち、石垣市では陸上自衛隊配備問題が大きな争点となっており、前職の仲里利信氏(80)=無所属=は「配備阻止」、前職の西銘恒三郎氏(63)=自民公認、公明推薦=は「配備は当然」、新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党公認=は「配備で防衛力強化」の立場を示している。陸自配備問題が得票数にどう影響するかが最大の注目点だ。

4区の前回選挙で仲里氏は7万1227票を獲得、6万5828票の西銘氏を破って当選したが、八重山3市町ではいずれも西銘氏の得票を下回った。西銘氏は普天間飛行場の辺野古移設を容認したため厳しい戦いを強いられたものの、先島では仲里氏を上回る強さを発揮した。

このうち石垣市では仲里氏8255票、西銘氏9010票と755票差。今選挙で仲里氏の八重山選対(本部長・次呂久成崇県議)は1万票以上、西銘氏の八重山選対(本部長・砂川利勝本部長)は1万1000票を目標に掲げている。票差が開くのか縮むのか、あるいは逆転するのかが焦点となる。

選挙戦で仲里陣営は「自衛隊配備阻止」を前面に打ち出し、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が1万4000筆余りを集めた署名運動の勢いを投票行動につなげたい考え。次呂久県議は「署名も民意の一つだが、選挙でもあらためて民意を示したい」とする。

西銘氏は「自衛隊配備は当然」との立場を示していることから、選対本部もこれを前面に打ち出しておらず、「政権選択選挙」「自公政権の実績」「経済対策」などをPR。砂川県議は「争点は経済対策。自公政権が取り組んできたことは評価されると思う」としている。

一方、富川氏は「石垣島に配備して防衛力を高める。自分の国は自分で守る」と主張している。

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浦内さんが最優秀賞 主張発表全国大会

主張発表全国大会で、ご当地フレグランス商品の開発ストーリーを発表する石垣市商工会女性部の浦内由美子さん。最優秀賞に輝いた=19日夕、岐阜県下呂市の下呂交流会館(市商工会提供)

【岐阜】第19回商工会女性部全国大会 in 清流の国ぎふ(全国商工会女性部連合会主催)が19日、下呂市の下呂交流会館であり、主張発表全国大会に八重山勢で初めて出場した石垣市商工会女性部の浦内由美子さん(53)=宮良=が最優秀に輝く快挙を遂げた。「絶対にトップを取るという気持ちで臨んだが、全国のレベルは高く、ダメかなと思った。最優秀の名前が発表されたときは本当にうれしかった」と喜びを爆発させた。

大会には全国の各ブロックを勝ち抜いた代表6人が出場。県大会、九州大会で最優秀を勝ち取って全国の大舞台に立った浦内さんは、5年前に資生堂の事業を活用した市商工会女性部によるフレグランス企画で島産の「夜香木(やこうぼく)」(ナイトジャスミン)を活用したご当地フレグランス商品の開発ストーリーを堂々と発表した。

持ち前の抑揚のある声と身ぶり手ぶりを織り交ぜた表現力を武器に、島の香りを特産品に変えて石垣島をアピールしようという開発にかける部員の情熱と絆を、持ち時間10分で紹介した。

浦内さんは「県や九州大会よりも表現力を磨き、人の心を打つような発表を心掛けた。最優秀は私たちの活動が評価されたということ。本当にうれしい」と振り返り、「この経験を後輩たちに伝え、商工会女性部としての魅力を伝えてきたい」と決意を新たにした。

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口蹄疫対応で演習 農林水産振興センター

口蹄疫の万一の発生に備えて防疫措置を再確認する関係者ら=19日午後、八重山合同庁舎

口蹄疫の万一の発生に備え、実効性のある地域防疫体制の確立を図ろうと2017年度八重山地域特定家畜伝染病防疫演習(県八重山農林水産振興センター主催)が19日午後、八重山合同庁舎で開かれ、行政や生産者団体の関係者ら60人余が異常家畜の発見から終息までの防疫措置の流れを再確認した。

同センター家畜保健衛生課によると、八重山管内の畜産農家数は約700戸で、肉用牛の飼養頭数は約2万9000頭、豚は約5600頭。

口蹄疫は17年現在、韓国や中国広東省、モンゴルなどアジア諸国で発生。韓国では同年2月以降で9件の発生が確認されている。

演習では、同課担当者らが国内外での口蹄疫の発生事例や八重山での水際侵入防止対策を紹介、発生確認から24時間以内での家畜・物品の評価、殺処分、農場の消毒作業が求められるとして迅速かつ的確な初動対応の重要性を訴えた。

高病原性鳥インフルエンザの性状解説もあった。

冒頭、同センターの竹ノ内昭一所長が「大型クルーズ船の寄港に伴い、口蹄疫の発生リスクも増大している。きょうはぜひ緊張感を持って、自分たちに起こった際はどう対処するべきか考えてほしい」とあいさつした。

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SOSに気づいて

▽…崎枝小中学校で行われた人権の花運動の植え付け式。同校の子どもたちが2月に予定されている開花式までに育て上げる。同校の今伊敏郎校長は「植物は何も言わない。やさしい心で気遣ってやらないと枯れてしまう」と子どもたちに呼びかけた。人間も同じで、弱っているときはなかなか助けを求めにくい。誰かがSOSに気づいてあげなくてはならない。

▽…新たに3カ所が登録され八重山署管内で276カ所となった「子ども110番の家」。2015年4月には、同家に登録している大浜のガソリンスタンドに、不審な女性に声を掛けられた女子児童2人が駆け込み、保護された事例もある。今回、同家に登録した平得の大松保険事務所の小林由希さん(35)が「万が一に備えて小学生の娘と110番の家がどこにあるか巡ってみたい」と話すように、親子で通学路を確認してみては。

▽…八重山郡内で秋の修学旅行シーズンを迎えている。「12、13度だった」という大阪から、最高気温31・1度の石垣島を訪れた箕面自由学園高等学校の生徒らは制服に重ねたセーターに「暑い」の一言。気温差以外にも、自然・文化の違いを体感してもらい、実りある時間を期待したい。

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このところ友人らに「政権批判や自衛隊配備にムキになっていないか」と…

このところ友人らに「政権批判や自衛隊配備にムキになっていないか」とよく言われる。考えてみれば2012年に再登板した安倍首相が、憲法解釈を無理やりねじ曲げて集団的自衛権の行使容認を決め、与那国、石垣で自衛隊配備が具体化してからムキになっている▼辺野古、高江で米軍基地建設を強行。宮古、八重山で住民を戦争に巻き込む恐れのある自衛隊をごり押しし、どんどん「戦争国家」に突き進む「安倍一強政治」、同政権と一体の中山市政が怖いからだ▼そこには「沖縄戦」の臭いが鮮明に残る時代を生きてきた者として、辺野古新基地やオスプレイ、自衛隊など再び戦争につながる一切の危険を子や孫たちの未来に残すべきでないという思いがあるからだ▼しかし安倍政権は中国脅威論で毎年軍事費を増額、今はトランプ大統領と一緒に北朝鮮と挑発合戦。このままいくとまた戦争が始まるのではと子や孫たちの未来が案じられる。それほど今の首相は戦争のきな臭さが漂い怖い▼その「安倍政治」がさらに続くことに強い恐れがある。またも数の力で平和憲法も改正され、戦争はもはや人ごとでないと▼「新聞週間」を迎えて改めて思うのは、異論に攻撃を加え報道にも圧力がある時代だからこそ、記者一人一人がしっかり権力と向き合い、危うさを正すべきだ。(上地義男)

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IUCN、西表を調査

マングローブの原生林に覆われた後良川上流をカヌーで上り視察を行う調査団=18日午前、西表島

【西表】「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県、沖縄県)の世界自然遺産登録に向け現地調査を行っている国際自然保護連合(IUCN)の専門家2人は18日、自然遺産推薦地の竹富町西表島を調査した。2人は、島東部の古見集落北側にある後良(しいら)川をカヌーで上流に上り、マングローブの原生林やそこに生息する生物を観察した。19日は、地元の観光業や自然保護団体らと意見交換会を予定している。調査は12日の奄美大島から始まり、全推薦地を調査後、20日に石垣市内で記者会見を行う。

IUCNから派遣され西表島を訪れているのは、IUCN世界遺産科学アドバイザーのバスチャン・ベルツキー氏とIUCNアジア地域事務所アジア資源グループ長のスコット・パーキン氏。

西表島は、国の特別天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめ、島固有の動植物が現存しており、県内最長の浦内川も流れている。河口には広大なマングローブ林が生育し、日本産のマングローブ植物の7種全てが分布している。調査は19日までの予定で、環境保全の実態も確認する。

2人は前日に西表島入りし、18日の早朝から、環境省西表自然保護官事務所の職員らと推薦地を視察した。

午前中、強く降った雨が上がると、2人が報道陣から少し離れた後良1号橋の上から、川の上流部分に見える古見岳、河口に広がる干潟やマングローブ林などの説明を受ける様子がみてとれた。

今回、唯一西表島だけとなるカヌーでの調査は、環境省の職員や現地ガイドなど計14人で、生い茂るマングローブの中を進んで行った。

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オスプレイ緊急着陸に抗議 石垣市議会臨時会

オスプレイの緊急着陸に抗議する決議案などが提出される臨時会本会義。全会一致で可決された=18日午前、本会議場

石垣市議会(知念辰憲議長)は18日午前、臨時会を開き、米軍普天間基地所属MV22オスプレイの新石垣空港への緊急着陸と東村高江の民間地への米軍ヘリコプター不時着・炎上に抗議する意見書・決議案など計4件を全会一致で可決した。9月定例会で可決された尖閣諸島上陸視察決議も合わせ、近く日米の関係先に要請する。

オスプレイの緊急着陸には「航空機の発着遅延や目的地変更など市民や観光客に多大な迷惑と影響を及ぼし、不安と混乱を招いたことは決して看過できない」と抗議。緊急着陸に至った原因を究明し、安全性が確保されるまで飛行停止などを求めている。

事故やトラブルが続発する状況も指摘、「開発段階での試験飛行や配備後に墜落などを繰り返し、多数の死傷者を出していることから、安全性をめぐり構造上欠陥の指摘がある」とした。

さらに緊急着陸の原因究明がない中、交換用の部品輸送にオスプレイを使用したことにも触れ、「市民感情を顧みず、逆なですることとなり、到底容認できるものではない」と強調した。提出者は長浜信夫氏。

米軍ヘリの不時着・炎上事故に対しては▽民間地上空と水源地上空での米軍機の飛行訓練を中止すること▽東村高江周辺6カ所のヘリパッドの使用を事故原因が究明されるまで禁止すること|を求めている。井上美智子氏が提案した。

両決議とも日米地位協定の改定も求めている。

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分離分割発注を要請 新石垣空港

我喜屋隆社長(左)に、新石垣空港国際線旅客施設増改築の設備工事を分離分割発注するよう要請する石垣管工事事業協同組合の嵩原督理事長ら=18日午後、新石垣空港国内線ターミナル内

石垣管工事事業協同組合(嵩原督理事長、27社)、八重山電気工事業協同組合(新城永一郎理事長、33社)、県電気管工事業協会八重山分会(後上里悟分会長、10社)の嵩原理事長ら3団体の代表が18日午後、石垣空港ターミナル梶i我喜屋隆代表取締役社長)を訪れ、新石垣空港国際線旅客施設増改築の設備工事を分離・分割発注するよう要請した。

我喜屋社長によると、県との調整で同工事では建築、設備の一括発注を採用しているが、これまで入札が2回とも不調に終わり、現在は随意契約の交渉を進めているという。

我喜屋社長は要請に「現段階では分離分割発注は難しいが、随意契約の交渉の中で話ができないか対応を検討したい」と述べた。

要請では「設備業業界は地元でしか受注機会がなく、人材の確保、雇用の安定、経営の安定を維持するために、公共工事に依存している現状がある。地元企業の優先指名と工事の分離分割発注に特段の配慮を」としている。

嵩原理事長らは「地元業者でできる仕事。国内線ターミナル工事でもJVを組んで電気や空調の設備工事を行った。地元の業者がいい仕事をすれば品質を確保でき、これが将来につながる。地元業者が潤って八重山全体も潤う」と訴えた。

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IUCN調査、評価はいかに

▽…世界自然遺産登録に向けた西表島での調査が実施されている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である、IUCN2人が現地入りし、川の河口から山へとつながる雄大なマングローブ林の風景を写真に収めていた。19日は、観光業や自然保護団体など島民と意見交換し、住民の取り組みや環境保全活動などの聞き取りをする予定。注目していただけに、非公開が残念だ。

▽…オスプレイの緊急着陸に抗議する決議案は、与党側の指摘で一部文言を修正して全会一致の可決をみた。提案した野党側にとっては、与党の提案に応じず、議場で賛成反対の討論をして認識の違いや問題点を浮き彫りにするという選択肢もあったが、全会一致の重みを優先した。意見が割れたほうが、意外と市民には分かりやすかったかも。

▽…7月の九州北部豪雨で被災した人々を支援するため石垣市赤十字奉仕団が義援金10万円を集めて石垣市に手渡した。なかでも、義援金集めに貢献した「巾着袋入りお手玉」の完成度が高い。お手玉は団員が一つ一つ手作り。手触りも良く、子どもからお年寄りまで幅広い層で昔ながらの手遊びが楽しめる逸品だ。団員からは「年寄りの認知症予防にもなる」と期待。販売の可能性もある?

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